【Nゲージ】京福電鉄嵐山線(嵐電) ミニレポート

嵐電モボ624+633

ご利用ありがとうございます。
あまりネットや雑誌などで見かけない(と思われる)京福電鉄嵐山線(嵐電)のミニレポートをお送りしましょう。
案外地元の電車というのは何かがないと撮らないというわけで、新車も入らない、せいぜい、塗装変更が始まった・・・気が付いたら紫色が増えていて、細かいところが変わってきている・・・という「撮れるときに撮っておけ」という後悔と反省と忘備録を兼ねたレポートです。

京福電鉄嵐山線は、四条大宮~嵐山の嵐山本線(7.2km)と北野白梅町~帷子ノ辻の北野線(3.8km)があり、合計で11.0kmの路面電車です。路面電車といっても、西大路三条~山ノ内、嵐電天神川~蚕ノ社、太秦広隆寺付近が路面であとは専用軌道となっています。
車両は、大別すると モボ101形・301形、モボ501形、モボ611形・621形・631形、モボ2001形に別れます。車両中心のレポートですが、ご笑覧下さい。

おことわり
2011年4月9日、12日現在の資料です。事実誤認やその後の変化がある場合もございます。これを参考にして失敗しても責任を負いかねます。
また、京福電気鉄道様など鉄道会社様とは関係がございません。お問い合わせはなさらないようにお願いいたします。

形態分類をするに当たって重要なポイントを・・・。
■制御器・・・基本的にGE/東芝のPC系を使用しています。モボ631形は叡電デナ21発生品を使用していました。現在は、三菱製の単位スイッチ式に取り替えが進んでいます。取り替え車は抵抗器が屋上に移設されています。
※モボ2001形はVVVFの完全新車であり、この原則からは外れます。

モボ631形抵抗器

クーラーの左側に小さな箱がありますが、これが抵抗器です。制御器を交換していない車両は抵抗器は床下のままであり、このような箱は乗っていません。

■台車
KL15
日立製のKL15です。1972年製のモボ301形、1975年更新のモボ101形がこの台車です。

KS46L

住友金属のKS46Lです。ウイングバネ式で、類似のものが大阪市電で見られましたので、「大阪市電形」といった方が通りがよいかもしれません。モボ111形→モボ611形が履いていた台車ですが、乗り心地の問題とコロ軸化改造ができないために2両を残して取り替えられました。

BWE12

イコライザー式のBWE12形です。いわゆるボールドウイン形で、旧型電車ではよく見かけるタイプです。モボ121形→モボ501形・モボ621形が履いています。こちらも振り替えや交換が行われています。

FS93

新製されたFS93形です。モボ631形の他、モボ611形でも見られます。なお、モボ2001形も類似の形態ですが、こちらは交流モーター・カルダン駆動のためFS94となっています。

そのほか、クーラーがステンレスキセになったもの、パンタグラフが京都市電発生品のZパンタからシングルアームパンタに交換されたものが存在します。

では、車両ガイドです。

モボ301

1971年に登場したモボ301形です。301・302の2両がいます。
乗客が増加したため、手持ちの電装品を集めて、車体を武庫川車両で製造して登場しました。トロリーポール時代最後の新車です。全国的に路面電車が廃止されていた中、嵐電初の全金属製車体で登場したため注目されました。
登場時は非冷房でしたが、1988年に冷房改造されています。
なお、2007年に乗客減のため2両とも休車となりましたが、2008年に地下鉄東西線太秦天神川開業による乗客増のため、301が復活しました。
2両とも旧塗装をまとっています。

モボ101

いわゆる嵐電旧型車スタイルを確立した1929年製モボ101形を1975年に車体更新したモボ101形です。車体はモボ301形と変わりません。
ちょうどZパンタ化が行われた直後の更新車です。
1990年には冷房改造が行われています。

カラーリングは下記の通りです。
101・・・八つ橋広告車
102・・・旧塗装
103・・・旧塗装
104・・・八つ橋広告車
105・・・旧塗装
106・・・もり広告車(漬物店)

モボ501

続いて、モボ501形です。
嵐電旧型車スタイルのモボ101形は車体更新されましたが、111・121形は未更新のまま残っていました。しかし、冷房化の要請もあったことから1984年から4両がモボ111・121形の車体更新として登場しました。
扉配置はワンマン運転を考慮して前中式になりましたが、乗客の流れがよくないことからこの形式のみで終わりました。
カラーリングは写真のような明るい緑系のツートンカラーで登場しましたが、502は旧標準色(濃いめの緑)に塗り替えられています。
2000年に503、翌年に504は廃車、501・502が在籍しています。
扉の位置が異なることなど運転取り扱い上の理由からラッシュ時や観光シーズンに出てくるという予備的な存在となっています。また、台車は501がKS46L、502がBWL12です。
最近では モボ611形でも台車がオリジナルのKS46Lのままの611・615と半固定編成を組むことが多いようです。
←四条大宮 501+615 502+611

501・・・明るめのカラー、台車KS46L
502・・・嵐電旧塗装、台車BLW12

モボ611

続いて、モボ611形です。モボ121形更新のモボ621形に続き、1990年~96年に6両が登場しました。「611」の2桁目の「1」はモボ111形の更新車であることを示しています。

写真はオリジナルの形態を残すモボ611です。台車はKS46Lです。予備的な存在で、モボ502と半固定編成を組んでいます。このほか、615も同形態です。

モボ612

台車がモボ501形発生品のBWL12に交換されたモボ612です。

モボ613

台車が新製のFS93に、制御器も三菱製に交換されたモボ613です。クーラーの後に抵抗器の箱が見えます。
なお、モボ614は台車がFS93に、制御器は未交換です。

このほか、モボ616が在籍しています。台車はFS93、制御器は三菱製に交換済、さらにシングルアームパンタ化、ステンレス製のクーラーキセへの交換がなされています。2011年3月に検査を受けている模様ですが、なぜか旧塗装で出場しています。今後の動きが気になるところです。

モボ616

※写真は台車・制御器・パンタ交換前のものです。2009.11.3撮影ですが、ご容赦下さい。

モボ611形まとめ
611・・・新塗装、台車KS46L、制御器原形
612・・・新塗装、台車BWL12、制御器原形
613・・・新塗装、台車FS93、制御器交換
614・・・新塗装、台車FS93、制御器原形
615・・・新塗装、台車KS46L、制御器原形
616・・・旧塗装、台車FS93、制御器交換、シングルアームパンタ、クーラーキセステンレス

モボ624

続いて、モボ621形です。
1990年からモボ121形を更新して誕生しました。モボ501形は全中扉でしたが、モボ621形は前後扉になっており、これが新しい嵐電スタイルの決定打となりました。5両+2両(モボ26・27:後述)が登場しました。

台車はBWL12です。また、制御器・パンタは全車未交換です。

モボ621+625

621+625です。混色編成も移り変わりの時期ということで見ることができます。

モボ621形まとめ
621・・・新塗装
622・・・新塗装
623・・・新塗装
624・・・新塗装
625・・・旧塗装

モボ27

レトロ調のモボ27です。タネ車はモボ121形であり、原則からいくと127になるのですが、車番もレトロ調ということで、27になっています。
1994年に平安遷都1200年記念で登場したレトロ車です。26、27が登場しました。26は茶色に金の縁取り、27は同じく銀色になっています。
台車・制御器・パンタは未交換です。

モボ21形まとめ
26・・・茶色に金の縁取り
27・・・茶色に銀の縁取り

モボ631

モボ631形です。路面電車には珍しい制御車であるク201形の更新車です。
電装品は予備品を流用。制御器は叡電デオ21の流用、台車はFS93を新製となっています。1995年から3両が登場しています。2008年までに制御器は新品に交換され、抵抗器は屋上に移設、現在、3両ともイベントカラーとなっています。また、クーラーは631と633がステンレスキセに交換されています。
631は「江ノ電号」です。江ノ電・嵐電の姉妹提携記念で2009年に塗り替えられ、当初2011年3月までの限定カラーでしたが、好評のために4月以降も運転継続中です。車内の広告は江ノ電にちなんだものになっています。

モボ632+633

前が632、後が633です。
632は「化け電」として、妖怪のキャラがラッピングされています。
妖怪の衣装を着て電車に乗れば「50円」という「化け電」イベントも時折行われます。

モボ633

先ほどの編成を逆サイドから。モボ633は「福」号としてラッピングをされています。

モボ631形まとめ
631・・・江ノ電号、制御器交換、クーラーステンレスキセ
632・・・化け電、制御器交換
633・・・福、制御器交換、クーラーステンレスキセ

このほか、2001年に登場したモボ2001形が2両在籍していますが、撮影日当日は入庫していました。VVVF制御、全電気指令ブレーキのため、他車との混結ができなくなっています。なお、パンタグラフはシングルアームパンタです。

モボ2001形まとめ
2001・・・新塗装
2002・・・?(入場中?)

・・・で・・・。
何が言いたいかというと・・・。
モデモの嵐電モボ621形には611・621・631形のインレタが付属しているとのことであり、車体がほぼ同一であるため、どれがあっているのか・・・?という忘備録をかねてレポートしました。

嵐電モボ621形・京紫色は下記のページでご予約受付中です。
(N) NT124 嵐電 モボ621形 京紫色(M車)
(N) NT125 嵐電 モボ621形 京紫色(T車)
・・・というわけで、621~624か612あたりが妥当なようです。

なお、江ノ電カラーをまとったモボ631「江ノ電号」もございます。
(N) NT117 嵐電 モボ631形 江ノ電号

ついでにですが、嵐電カラー(旧塗装)の江ノ電も好評発売中です。
(N) NT118 江ノ電 1500形「嵐電号」

それでは、ごゆっくりとお買い物をお楽しみ下さい。

【Nゲージ】GM 京急 新600形キット発売中です

ご利用ありがとうございます。
本日は、グリーンマックス 京急 新600形キットのご案内をいたします。

■個の尊重。ツイングルシートを採用した京急新600形
赤い電車が最高速度120km/hで飛ばす京急。品川から浦賀・三崎口まで町中から緑の野山を駆け、車窓からは海も眺められる路線です。
京急は関東の私鉄の中でも少し変わった存在であり、関西的な雰囲気がするのがまた面白いところです。
さて、1990年代に時計の針を戻すと・・・。
1959年から実に356両も製造された1000形もそろそろ初期車から取り替え時期になっていました。このため、1985年から両開き3扉車の1500形が登場し、じわじわと置き換えをしていました。しかし、166両製造されたところで増備はストップ。
通勤車といえど、快適な居住性を確保するという命題の元「個の尊重」というキーワードでユニークな新型車が1994年に登場しました。
形式は「600形」。そう、先代の2扉クロスシート車の600形の名に恥じないよう、クロスシートで登場しました。丸みを帯びたアルミ車体で、前面は伝統のアンチクライマーがなくなり、非常扉は左側へ。飛行船のような顔をしており、これがその後の京急顔となりました。車内に入れば、「個の尊重」という命題の元、クロスシートがずらりと並んでいます。このクロスシート。単なるボックスシートではなく、収納・折りたたみ機能が付いており、混雑時には収納・折りたたみを行って立ち席スペースを確保する優れものでした。2列シート、1列シートに変化することから「ツイングルシート」と命名。当時、座席を減らし、多扉化を進める他の関東私鉄とは全く違う方策を取りました。
このツイングルシート。久里浜工場で実際に試作品を使って実験を行い、混雑時にも問題はないと判断されたことから採用に至りました。
都営乗り入れ用1000形の代替車ということで、都営乗り入れ運用を中心に活躍。時には遠路はるばる北総線や京成の成田空港、はては上野にも乗り入れを行っていました。また、途中から、ツイングルシートの折りたたみ機能は使用中止しました。
しかし、ツイングルシートは居住性や収容力の問題から2005年からロングシート化が行われ、現在、8連全車と4連の651編成が改造済となっています。
そのほか、606編成は青く塗って「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」として異彩を放っています。

今回は、600形のキットが入荷しています。
8両編成の2次車以降・東洋電機製の足回りのものがプロトタイプで、603・605編成が該当します。
下記のページで4両編成動力付きトータルセットを販売中です。
(N) 1104T 京急 600形 4両編成動力付きトータルセット

ブルースカイトレインもございます。
(N) 1105T 京急 600形 「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」 4両編成動力付きトータルセット

京急線内のA快特、都営乗り入れのSH快特から、成田スカイアクセス線を通るアクセス特急まで幅広く活躍しています。

本日は以上です。ごゆっくりとお買い物をお楽しみ下さい。

※お支払方法につきまして・・・。
本日から「ゆうちょ銀行」のお振り込みも対応するようになりました。ぜひ、ご利用下さい。