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本日は、グリーンマックスのキットの入荷案内です。
■私鉄の205系・・・といったところ?・・・東武10000系
「私鉄の103系」などと呼ばれて、1963年から83年までに実に712両も製造された東武8000系。阪神電鉄の総車両数の約2倍といえば、どれだけすごい両数かというのがおわかりいただけるかもしれません。本家の103系が製造を終了したのが1984年で、ほぼ、本家と製造期間も変わりませんでした。
さて、8000系は抵抗制御で電気ブレーキも省略。高速からの制動時には少々においが・・・という存在であり、「省エネルギー」からは縁遠い存在でした。東武でも、1981年に東上線~営団有楽町線乗り入れ用に9000系が登場。ステンレス車体に電機子チョッパを採用し、何となく201系のような存在となりました。で、8000系が大量に活躍する地上線では、ロクサン形改造の7300系がゴロゴロしており、処遇が問題となっていました。そこで、1983年に9000系をベースに、ステンレス車体、界磁チョッパの10000系が登場しました。運用範囲が広いことを考慮して、日光線の連続下り勾配対策で抑速ブレーキが付いているのが特筆されます。ステンレス車体で界磁チョッパ・・・となると同時期に製造された国鉄の205系のような存在であるかもしれません。
初期車はヘッドライト・テールライトが上下二段、製造メーカーの技術的な事情からコルゲートが並ぶステンレス車体であり、80年代の雰囲気が漂っています。
割と保守的な感じのする東武鉄道の中で、現在も中堅クラス的な車両として活躍しています。なお、車齢が20年を少し超えた2007年から更新工事が施工中で、ヘッドライトがHID、行先表示器がLEDに、そしてパンタグラフがシングルアームとなるなどの変化が見られます。
今回は、未更新車の塗装済キットが入荷しています。
(N) 1084T 東武10000系 未更新車 6両トータルセット
(N) 1084M 東武10000系 未更新車 増結用中間車4両セット
※1084C 先頭車2両セットは完売です。申し訳ございません。
車体は塗装済の一体成型。最近の完成品をキットにした形態で、動力車は2モータータイプです。
■かなり増えた新塗装車。京阪6000系
ちょうど東武10000系と同世代にあたるのが京阪6000系です。1983年の架線電圧1500V昇圧に対応して一気に77両が登場しました。前面は一見すると非貫通に見えるものの、実は助士席側が丸ごと非常用扉であるという大胆なデザイン。側面は大きな一段下降窓。車内は暖色系・・・とおおよそ今までの京阪らしくないスタイルで登場し、「京阪らしいのは塗装だけ」と言われました。しかし、基本的なスタイルは現在に至るまで継承されており、今の京阪スタイルの流れを作った車両といえると思います。
登場から25年を経過した2008年には、中之島線が開業。それにあわせて上半分がグリン、下半分がホワイト、境界にライトグリーンのラインという新塗装に変更を開始しています。今回は新塗装車の塗装済キットが新発売されました。
基本的に以前から発売されている6000系のキットと同じで、一体成形、動力は旧タイプとなっています。なお、車番は6013編成を印刷済です。
(N) 1108T 京阪6000系 新塗装 4両編成 トータルセット
(N) 1108M 京阪6000系 新塗装 増結用中間車 4両セット
旧塗装も発売中です。
(N) 1056T 京阪6000系 4両編成トータルセット
(N) 1056M 京阪6000系 中間車4両セット
その他入荷品です。数に限りがございます。
■富士の麓を走ります。小田急20000形「RSE」
1991年に「あさぎり」用として登場した 20000形「RSE」。乗り入れ側の事情から連接構造をやめてボギー車になったり、スーパーシート(グリーン席)が連結されたり、ハイデッカー・ダブルデッカーの車体になるなど少し毛色の変わった車両となっています。
カラーリングも白をベースに水色とピンクのラインが入ったパステル調となっています。
現在も、「あさぎり」の他、箱根特急の「はこね」、多摩線唐木田行きの「ホームウェイ」にも使用されています。
「Odakyu」ブランドマークや山百合のロゴマークがない初期ロットのものです。
登場時のスッキリとした姿を懐かしむ方はお早めにどうぞ。
(N) NP501 小田急20000形「RSE」 7両セット
それでは、ごゆっくりとお買い物をお楽しみ下さい。