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かなり掲載が遅れてしまいましたが、カトー2011年7月~10月の新製品のご案内をいたします。再生産品も順次掲載してまいります。
■AROUND THE KYUSHUの九州新幹線800系「さくら・つばめ」
話題の九州新幹線。N700系が鹿児島中央から新大阪まで直通運転をしています。
それとともに、2004年に鹿児島中央~新八代間が部分開業した際に登場した800系も活躍中です。登場時は「つばめ」のロゴが入っていましたが、「さくら」にも使われるために共通品というべき「AROUND THE KYUSHU」というロゴに変わりました。
また、5号車に車販準備室と多目的室が追加された関係で、窓割りが変更されています。その部分も再現されます。
(N) 10-865 九州新幹線800系 「さくら・つばめ」6両セット
なお、N700系も好評ご予約受付中です。こちらはトミックス製です。
通常タイプです。
(N) 92411 N700系 九州・山陽新幹線 3両基本セット
(N) 92412 N700系 九州・山陽新幹線 5両増結セット
話題のCM撮影列車です。レインボーカラーが特徴です。
(N) 92986 N700系 九州・山陽新幹線 8両セット(R10編成)
■次駅表示器が目新しかった東京メトロ銀座線01系
東京の地下鉄は東京メトロ・都営あわせて約300kmものネットワークを誇ります。
その中でも銀座線は東京メトロを代表する路線の一つです。
1927年に上野~浅草間が東京地下鉄道によって開業。以来、路線の延伸、東京高速鉄道との乗り入れ、帝都高速度交通営団の発足、民営化と80年以上もの歴史を誇っています。
銀座線といえば、開業時の1000形をマイナーチェンジして1981年まで新車を作り続けていました。ベルリンの地下鉄を参考にした黄色い車体、駅に近づけば、室内灯が消える・・・。形式も多く、釣り掛け車もまだまだ存在している銀座線のイメージを変えたのが1983年の01系でした。アルミ車体を採用。スクエアなデザインは近未来の電車を予感させました。その中でも目新しかったのが、ドア上の「次駅表示器」でした。今でこそ当たり前ですが、登場時にはランプが点灯するだけの簡単な装置とはいえ、優れた装備に思えました。
1993年までに旧型車を一掃。1991年からは冷房化も開始。現在、銀座線で活躍中ですが、まもなく01系置き換え用の1000系が登場予定で、去就が注目されます。
冷房改造車、新製冷房車、VVVF車とバリエーションがありますが、編成番号と模型化の時期の発表はまだありません。ちょっと気になるところです。
あとは、室内灯については新開発予定とのことです。どのような機能になるのか気になるところです。・・・これが2000形など在来車だったら一定速度まで速度が落ちてきたら一瞬蛍光灯が消えるというギミックが・・・などとしょうもないことを考えてしまいますが・・・。
(N) 10-864 東京メトロ銀座線01系 6両セット
■真っ赤な路面電車。万葉線の「アイトラム」
富山はどうして電気鉄道が多いのか・・・それは、立山連峰からの豊かな水で電気を発生させているからだ・・・といわれています。そういえば、ベアリングの世界では有名な会社も富山。アルミの製造工場も多く立地しています。アルミの精錬には大量の電気が必要なので、北陸地方にはうってつけであるとも言えます。
さて・・・。電気といえば、「電車」。そう、地方私鉄の雄である富山地方鉄道、そして黒部峡谷鉄道、また、加越能鉄道→万葉線、JR富山港線→富山ライトレールが富山には存在します。そのなかでも「万葉線」は少々変わった経歴を持っており、元々は富山地方鉄道の射水線、高岡市内線でした。しかし、富山新港の建設により、1966年に越ノ潟~新港東口間が分断。高岡側が加越能鉄道に譲渡されました。その後、経営不振によりバス転換が検討されていたところへ、2002年、第三セクター万葉線が発足したというわけです。
発足に際して、運賃の値下げや増発を断行。ソフト面の充実に加えて切り札といえる低床電車「アイトラム」が登場しました。真っ赤な車体はよく目立ち、青い空にもよく映えます。また、雪の中でもよく目立ちます。現在、6編成が在籍し、休日ダイヤの全列車、平日ダイヤでも大半がアイトラムです。
折しも富山新港には港を横断する橋が建設中です。平成20年代には完成させたい意向とのことですが・・・。新港の橋に路面電車の線路も組み込まれ、射水線が残っていたら・・・。新富山で富山市内線と接続して、富山の中心である西町まで一直線。高岡と富山を結ぶインターアーバンとしての夢も・・・と考えてしまいます。実物では、「アイトラム」「セントラム」「富山ライトレール」の顔合わせは無理ですが、模型の世界では「高岡~急行~新富山・・・各駅停車・・・西町」などという列車を設定して夢の並びを楽しんで下さい。単色塗りながらカラフルな光景が楽しめそうです。
(N) 14-803 万葉線 MLRV1000形 アイトラム
■ユニトラムをさらに楽しく。拡張線路各種
街作りを楽しむ「ユニトラム」。建物を並べて視線を線路の上に落とすと・・・。電車をゴロゴロと走らせたくなります。富山ライトレール、富山地鉄市内線のセントラム・・・もちろん、鉄コレの熊本市電でも、京都市電でも、伊予鉄でも・・・。そういえば、モデモの江ノ電や嵐電、GMの京阪大津線キットも楽しいものです。
・・・さて・・・路面電車は道の上(併用軌道)しか走らない・・・いえいえ、そんなことはありません。いや、併用軌道しかない路面電車の方が珍しいくらいです。専用軌道がある路面電車の方が多いくらいで、東京都電荒川線はもとより、関西の京阪大津線、京福嵐山線、阪堺電軌などは専用軌道の比率が高く、市内電車というよりも郊外電車とかインターアーバン的な香りがします。また、平面交差もはりまや橋(土電)、紙屋町(広電)などあちこちに存在します。というわけで、ユニトラムの拡張線路が三タイプ発売されます。既存のセットと組み合わせてお楽しみ下さい。
(N) 40-801 V51 ユニトラム 路面軌道拡張セット
8の字を行うためのクロッシングを中心としたレールセットです。
(N) 40-802 V52 ユニトラム 直線拡張セット
直線の延長セットです。
(N) 40-803 V53 ユニトラム 鉄道乗り入れ拡張セット
専用軌道との接続セットです。複線間隔が25mm(路面側)~33mm(専用軌道側)に変化します。
東京メトロ01系の小形動力&地下鉄シリーズ、ユニトラムの充実・・・となると・・・路面から地下鉄まで自由自在の電車が京都~滋賀に走っています。そう、あの水色の電車・・・。製品化を期待したいところですが・・・。運賃が安ければ、欧米に決して負けないすばらしいLRTなのですがねぇ・・・。ここは京都市交が1日4,000万円の赤字を出しているので、いっそ、京阪に譲渡して運賃の値下げを・・・で乗客も増える・・・という妄想を抱いてしまいますが・・・。
最後に・・・。
■風光明媚な大糸線。主力のE127系
大糸線というと、南小谷を境に大きく雰囲気が変わります。
北側は非電化で、急勾配が連続。キハ52が長年活躍してきました。
今回は南側で活躍するE127系が登場です。
昨年登場したものはクハにもパンタグラフが付いていましたが、今回はクハにはパンタがない編成です。バリエーションにどうぞ。
(N) 10-593 E127系100番台 大糸線 1パンタ編成 2両セット
それでは、ごゆっくりとお買い物をお楽しみ下さい。