新製品・再生産品情報

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ワールド工芸のキットのご予約受付についてご案内いたします。
金属製のキットですが、組み立てやすさに配慮されているのが特徴です。

■鉄道省唯一の3シリンダー方式。C53形蒸気機関車

昭和初期に入ると、客車は安全性向上のために鋼製となりました。鋼製になると重量はアップ。機関車の牽引力が課題となりました。
旅客用のC51には力不足。そこで、牽引力増強の方法を検討したところ、当時欧米で導入されつつあった3シリンダー方式が目に止まり、見本用としてのC52形をアメリカから輸入。これを元にC53形が登場しました。1928年から97両が登場しました。
2シリンダー方式に比べて3シリンダー方式は牽引力にムラが少なくなるのも特徴ですが、グレスリー式弁装置の機能の保守が大変という問題がありました。当初は東海道・山陽本線の特急を中心に活躍していましたが、保守に手間がかかることに加えて、戦中・戦後の酷使もたたって1950年までに引退しました。現在、45号機が梅小路で保存されています。
今回は、デフなしタイプとデフ付き(大鉄標準型デフ)が発売されます。
テンダードライブ方式を採用。ロストパーツを多用して精密感を盛り上げています。
下記のページでご予約受付中です。
(N) C53形 デフなしタイプ 組立キット
(N) C53形 大鉄標準型デフ付 組立キット
戦前の特急「燕」「富士」の牽引に活躍しました。スハ32600形客車とその仲間たちを牽引するのが似合ってそうです。もちろん、展望車を最後尾につないで。

■アメリカンスタイルの凸型電機。ED22形

電気機関車の黎明期。電気機関車は輸入に頼っていました。あるものはドイツのシーメンス社、はたまたアメリカのボールドウイン社などから・・・。
ED22形は1926年、信濃鉄道(今の大糸線)に3両が登場。アメリカのボールドウイン社製です。アメリカの電気機関車らしく、凸型でリベットがゴツゴツ。角張ったスタイルが特徴です。頭にポールを取り付けて黒く塗って、カウキャッチャーを取り付ければ、アメリカで走ってそうな雰囲気です。
1937年には国有化により、ED22を名乗りました。飯田線での活躍を経て、1号機は西武鉄道→近江鉄道→一畑電鉄と渡り歩き、現在は弘南鉄道でラッセル車の牽引・推進用として活躍しています。真っ赤に塗られており、雪の中でもよく目立ちます。
2号機は三岐鉄道で活躍した後、1984年に廃車。沿線で静態保存されています。
また、3号機は松本電鉄(アルピコ交通)にやってきて、ED301を名乗っています。2005年に除籍されたものの、現在も新村車庫にいます。
あちこちを渡り歩いたED22。お好きな色に塗ってお楽しみ下さい。電気機関車ファンは弘南、三岐、松本のカラーに塗って夢の「兄弟の再会」というのもいいかもしれません。
こちらもご予約受付中です。
(N) ED22 組立キット

それでは、ごゆっくりとお買い物をお楽しみ下さい。