新製品・再生産品情報

ご利用ありがとうございます。
少し更新があいてしまいました。
メーカーからの新製品の発表もなかったのと、特製品の製作を行っていたわけでして・・・。

では、本題です。
ワールド工芸のキットのご予約受付についてご案内です。
いずれも、2月4日(土)締切です。

■コンパクトな蒸気機関車。20tCタンク。

かつて、中村精密というメーカーがあり、1/80 16.5mmの「Cタンク」というキットが発売されていました。真鍮製で、お手ごろ価格。約30年前の話ですが、9,800円だったかと思います。鉄道模型の金属工作の入門用として発売されていました。
今ならば、エコーモデルから20tC形が発売されています(全くの別物)。

このNゲージ版と言えるかもしれません。C形の小型機で、汽車会社製のものです。三井埠頭の5号機をプロトタイプとしていますが、同じような機関車はあちこちに存在し、それこそ、味付けを変えれば、自分だけの蒸気機関車ができあがろうかと思います。イギリスの絵本で『きかんしゃトーマス』というのがありますが、その主人公「トーマス」のような存在です。

下記のページでご予約受付中です。
(N) 三井埠頭 5号機 20t Cタンク 蒸気機関車 組立キット

■丸っこい気動車。キハ07形

今でこそ、電車顔負けのパワーを誇る気動車があちこちで活躍していますが、戦前の気動車はささやかなものでした。その中でも、1935年に登場したキハ42000形は、ドイツの「フリーゲンダー・ハンブルガー」という流線形の気動車の影響を受けたものでした。前面は半円形の流線形。19.5m級の車体と電車並みの大型化を実現しました。千葉地区や西成線で活躍。西成線の安治川口で脱線転覆して全焼し、多くの乗客が死亡したという悲しい出来事もありました(これが西成線の電化の契機となったり、ガソリンカーからディーゼルカーへ転換するきっかけとなりました)。
戦後、ガソリンエンジンからディーゼルエンジンに載せ替え、キハ07形に整理。一部は機械式変速機から液体式変速機に交換され、総括制御ができるようになりました。
最後は木次線で1970年まで活躍しました。払い下げられたものが片上鉄道で走っていたのも有名です。
こちらも、組立キットです。
(N) 国鉄 キハ07形 組立キット

■かわいい凸型。EB10/AB10

東京の王子。そこから須賀線という貨物線が伸びていました。
その線の途中には陸軍の弾薬庫があり、引火しては困る・・・ということから珍しい蓄電池式の電気機関車10形→AB10形が1927年に登場しました。
車体は2軸で凸型。鉄道省の電気機関車としては異例の存在でした。
須賀線という引き込み線のような貨物線が働き場で、毎日、貨車を引っ張っていました。途中には都電との平面交差もありました。
当初、須賀線は非電化でしたが、1931年に電化。AB10形もパンタグラフを載せて、蓄電池を下ろして普通の電気機関車に変身。EB10形となりました。
戦後も須賀線を往復の毎日。ついに、1971年、須賀線が廃止されたために用済みとなり、翌年に廃車されています。
意外に長命を誇った、須賀線の名物でした。
EB10/AB10の2バージョンが発売されます。前者がパンタ付き、後者が蓄電池時代です。
(N) EB10 組立キット
(N) AB10 組立キット

このほかの入荷品です。

■五能線の気動車。ブルーラインのキハ48

トミックスのキハ48形五能線色が再入荷しています。
限定品です。お早めに。
(N) 92990 キハ48 五能線色 2両セット

ついでに・・・。
ちょっと懐かしい「ノスタルジックビュートレイン」もございます。
(N) 92403 DE10+50系「ノスタルジックビュートレイン」5両セット

本日は以上です。