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ボナファイデプロダクトのキット類のご予約受付中です。
真鍮製ですが、接着剤でも組み立てられるキットです。
今回は、荷物電車、郵便車、ノーシルノーヘッダー車などちょっと変わった車両がラインナップされています。
9月29日(土曜日)締切です。
■113系・115系・165系のお供に。クモニ83・クモユニ82
1986年11月限りで姿を消した郵便・荷物輸送。全国の隅々まで荷物列車が走っていました。
今回は、列車の電車化にともなって郵便・荷物車も電車化することとなり登場した車両のご紹介です。
クモニ83形はまず、中央東線の電車化にともなって荷物専用車として登場しました。クモユニ74同様、モハ72系電車がタネ車で、車体を新製しています。ヘッドライトはシールドビームとなっています。1966年に登場。中央東線はトンネル断面が狭いために低屋根で登場しており、800番台を名乗りました。改造した工場や時期によって雨樋の位置や窓隅のRが異なるなど変化が大きく、模型的にもユニークな存在です。続いて、上越線電車化用に0番台が1967年に登場。こちらは通常屋根車です。上越線の他、東海道・山陽本線、名古屋地区など幅広く活躍しました。一部は事業用車代用としても使われています。
しかし、1986年11月限りで荷物電車の運用はなくなり、4両を残して引退。残った4両はJR西日本に継承され、3両は1988年に異例の旅客車復活を果たし、クモハ84形となっています。
今回は、通常屋根車の0番台が新製品で登場します。
屋根折り曲げ済みの真鍮車体に前面が付属。床下機器も付属。床板はTNカプラーに対応しています。
(N) K-2252 クモニ83形0番台 キット
なお、同時に低屋根車の800番台もご予約受付いたします。
(N) K-2222 クモニ83形800番台 キット
雨樋が張り上げで窓隅にRがある806~813がプロトタイプです。
なお、クモニ83形0番台のうち、026~029はPS23を取り付けて、中央東線で活躍していました。そろそろ先が見えてきた115系のお供にどうぞ。
また、中央東線電車化時にクモユニ82形も登場しています。こちらは郵便室が広く、区分棚が取り付けられているのが特徴です。クモニ83形とペアで使われていました。
(N) K-2223 クモユニ82形800番台 キット
なお、その後増備されたグループは逆に荷物室が拡大され、郵便室は護送便専用となり、車内で区分はしなくなりました。篠ノ井線用の0番台、両毛線用の50番台が存在します。
両毛線用のものは、運用の関係で向きの異なる車両と連結することがあり、両方向に対応できるようになっています。
(N) K-2233 クモユニ82形 0番台・50番台 キット
■郵便・荷物車のバリエーション。マユ35・マニ36
オハ35系には郵便車や荷物車も存在しました。マユ35形は1947年に登場したマユ34形の5~19が登場しました。戦前に登場した1~4と異なり、丸妻から折妻に変化しています。
当初は車掌室がなかったのですが運用の際に不便なために1949年に車掌室を取り付けてマユ35形となっています。
(N) K-4053 マユ35 キット
カトー オハフ33形戦後型のコンバージョンキットです。側板などを差し替える構造となっています。タネ車はこちらです。
(N) 5128-3 オハフ33形 戦後型・茶色
マニ36形は老朽化した荷物車の取り替えや荷物列車の増発のために遊休となっている客車を改造したものです。当初はオハ35系やスハ32系のリクライニングしない旧二等車が遊休となっていたのに着目して改造。のちにタネ車が尽きてくると旧三等車も改造されました。
オハ35系の二等車であるオロ35形改造車が再生産されます。
タネ車は二等車ですが、転換クロスシート。700mm幅の窓が並んでいるのが優等車である証でした。
(N) K-4041 マニ36 (オロ35改・アルミサッシ) キット
※オハフ33戦前型のコンバージョンキットです。
タネ車はこちらです。
(N) 5128-1 オハフ33形 一般形 茶色
■ちょっと変わったオハ35系
戦前・戦後にかけて大量に増備されたオハ35系。特に三等座席車のオハ35形はいろいろなバリエーションがありました。
その中で、国鉄工場で試作されたノーシル・ノーヘッダー車。窓上・下の補強帯を車体の内側に隠したスタイルはたったこれだけでイメージが大きく変わるよい見本でした。
(N) K-4044 オハ35形 ノーシルノーヘッダー キット
なお、タネ車はカトーのオハ35形戦前型です。
(N) 5127-1 オハ35形 一般形 茶色
戦後になると台車の改良など技術が進歩してきました。
1948年からは台車をウイングバネ式のTR40を使用。乗り心地を向上させました。
後の大ヒット作であるTR47の基礎となる存在で、どっしりとした乗り心地が特徴です。
キノコ妻にウイングバネ台車という一見すると?という存在です。
のちに、近代化改造を受けた際にTR23に振り替えたものもあり、改造車はオハ36を名乗っています。
こちらもコンバージョンキットです。
(N) K-4054 オハ36(スハ42) キット
最後に鉄コレ動力用のパーツ類です。
鉄コレ動力用のみならず、キット組立の際に動力ユニットとして使われる例もよく見かけます。
TNカプラー用のアダプター、GMキット取り付け用の爪が再生産されます。
(N) P-010 鉄コレ動力用 TNカプラーアダプター
(N) P-013 鉄コレ動力取り付け用ツメセット
以上です。それでは。