ご利用ありがとうございます。
グリーンマックスの103系 関西形初期車キットのご案内です。
■今も走るJR西日本103系初期車

首都圏から関西圏に来た人がまず驚くのは、大阪駅に103系や201系がやってくる-それも頻繁に-というのが多いそうです。逆にこちらにいると103系や201系がやってくるのは当たり前だと思ってしまいます。まあ、地元の奈良線に至っては普通電車がほとんど103系で、201系はやってこないという状況なのですが・・・。車内でモーターの音がうるさすぎて、音楽が聴けないとか冬は死ぬほど寒い(半自動ドア回路がなく、単線の奈良線では行き違い待ちのたびに寒風が吹き込んでくるというエコに思いっきり反した状況が続いています)・・・それなら、JR奈良線をやめて、木津川を渡って、駅から家まで遠くても近鉄に乗った方がいいかもしれないという利用者の声もありますが・・・。とはいえ、近鉄もこの春に減便したので使いにくいし、電車はよく混むし・・・。困ったものです・・・。
まあ、半分以上愚痴ですが・・・。
かなり数は減ったとはいえ、103系は環状線、阪和線、奈良線などでは元気に活躍しています。
特に、阪和線では朝夕に快速でも活躍しており、MT55のうなりも高らかに今日も走っています(利用者の立場から言えば、225系はいすが少ないが静か。103系はやかましいがいすは多いというどちらを取るか悩ましい状態が続いています)。
今回は、グリーンマックスから初期車(非ユニット窓)で戸袋窓を埋めた車両の塗装済キットが発売されました。車体、屋根は塗装済。完成品をバラしたような格好で、そのままでも組み上がります。
まあ、個人的には、妻面のドアを塗り分けて、クリア吹きをして、屋上機器はプラ成形色のままなので、ライトグレーに塗り分けて配管に色入れをして・・・。という一手間をかければ、見違えるほど美しく仕上がると思います。過去にユニット窓車やら体質改善車やらで実験しましたが・・・。特に、グリーンマックス製の車両:完成品を含めて:は車体のつやがないということで、一段損をしているように感じます。そこを補うのは、モデラーの腕次第ということで。一度やってみると見違えるように変わるのは組み立てた人にしかわからない特権であろうと思います。
なにやら、えらそうに書いていますが、やってみれば意外に簡単です。工法を取捨選択してぜひトライして下さい。
・・・まあ、個人的な感想ですが、キットが衰退したというのは完成品がよく出るようになったということもありますが、「工作の楽しみを教えてくれるところ」がなくなったからなのかもしれません。あるいは、30年以上前からリニューアルしてこなかったというところもあるかと思います。
ネットの通販業者がこんなことを言うのもおかしいかもしれませんが・・・。
どうやって、工作の楽しみを伝えるのか。難しいところです。
下記のページで販売中です。
用語の説明を先にしておきます。
関西形A:クハ103-モハ103-モハ102-クハ103
関西形B:クモハ103-モハ102-サハ103-クハ103
トータルセット:動力装置付き
基本セット:動力装置なし
増結用中間車セット:動力装置なし
オレンジ色です。大阪環状線・桜島線です。
(N) 1128T 103系 初期車 関西形A オレンジ 4両編成 動力付きトータルセット (塗装済キット)
クハ103-モハ103-モハ102-クハ103です。
(N) 1198M 103系 初期車 関西形A オレンジ 増結用中間車 4両セット (塗装済キット)
サハ103-モハ103-モハ102-サハ103です。
スカイブルーです。阪和線です。このほか、白帯を入れて紀勢本線直通用なり、本線の7両編成なりお楽しみ下さい。ユニット窓を混ぜると楽しくなります。各自工夫して下さい。
(N) 1129T 103系 初期車 関西形A スカイブルー 4両編成 動力付きトータルセット (塗装済キット)
クハ103-モハ103-モハ102-クハ103です。動力装置付きです。
(N) 1129S 103系 初期車 関西形A スカイブルー 基本4両編成セット (塗装済キット)
クハ103-モハ103-モハ102-クハ103です。動力装置なしです。ご注意下さい。
(N) 1129M 103系 初期車 関西形A スカイブルー 増結用中間車 3両セット (塗装済キット)
モハ103-モハ102-サハ103です。動力装置なしです。
(N) 1130T 103系 初期車 関西形B スカイブルー 4両編成 動力付きトータルセット (塗装済キット)
クモハ103-モハ102-サハ103-クハ103です。動力装置付きです。
(N) 1130S 103系 初期車 関西形B スカイブルー 基本4両編成セット (塗装済キット)
クモハ103-モハ102-サハ103-クハ103です。動力装置なしです。ご注意下さい。
ウグイスです。関西本線(大和路線)、奈良線、桜井線・和歌山線で見られます。
(N) 1131T 103系 初期車 関西形A ウグイス 4両編成 動力付きトータルセット (塗装済キット)
クハ103-モハ103-モハ102-クハ103です。動力装置付きです。
(N) 1131S 103系 初期車 関西形A ウグイス 基本4両編成セット (塗装済キット)
クハ103-モハ103-モハ102-クハ103です。動力装置なしです。ご注意下さい。
(N) 1131M 103系 初期車 関西形A ウグイス 増結用中間車 2両セット (塗装済キット)
モハ103-モハ102です。動力装置なしです。
(N) 1132T 103系 初期車 関西形B ウグイス 4両編成 動力付きトータルセット (塗装済キット)
クモハ103-モハ102-サハ103-クハ103です。動力装置付きです。
(N) 1132S 103系 初期車 関西形B ウグイス 基本4両編成セット (塗装済キット)
クモハ103-モハ102-サハ103-クハ103です。動力装置なしです。
・・・で・・・。
「基本セット」:動力なしという選択肢があります。動力装置は各自工夫して下さいという寸法です。
例えば、鉄コレの動力装置を使うという手もあります。
ただ、鉄コレの動力装置の幅と車体内寸に差があります。現物あわせで、車体内寸を縮める(側板の裏にプラ板で裏打ちをする)のと、ストッパーを作るとよいでしょう。各自工夫してください。
(N) TM-14 鉄コレ動力 20m級A2
※DT33の台車枠があり、スケールにも忠実といわれているTM-18を使うという手もあります。しかし、車輪径がこれだけ6.0mm(他は5.6mm)であり・・・。また、MMユニットで、台車の軸距があわないという致命的な問題があります。どうしてもというなら、動力化して余剰になった鉄コレ105系の床まわりを調達してきて・・・というやり方もあろうと思いますが、今度は、床下機器をどうするのかという問題が絡んできて・・・。収拾がつかなくなってしまうかもしれません。
恐らく、GMのキットに関しては、DT33に必要以上にこだわらない方がいいのではないかと個人的には考えています。
能書きが長くなりましたが、細かいことにとらわれてしまっていつまでも完成しないというのも悲惨な話です。どこで線を引くのか。自分らしさをどこでアピールするのか。塗装済キットといえど、モデラーのセンスが出てくるという話でした。ぜひ、キット作りを楽しんで下さい。
このほか、入荷品です。
■阪神電車をドレスアップ
ジオマトリックスの転写シールが再入荷しています。
(N) L904 阪神電気鉄道 7861形/3521形 転写シール
さて・・・。103系ついでに。トミックスの完成品もご予約受付中です。
■ハイグレードな103系
別に40N(体質改善)を受けたというわけではありません。連結面がTNカプラーになっているとか、ヘッドライトが電球色のLEDを使っているとかいう「ハイグレード」です。
前述の「103系関西形」とは全くの別物と言っていいと思います。
セット内容、編成例から見ても「関東の103系」国鉄時代といえるでしょう。
常磐線のエメラルドグリーン、総武線、南武線、鶴見線のカナリヤ色が発売予定です。
国鉄時代の冷房車(AU75方式)がプロトタイプです。
まあ、「103系など画一的で」と誰もカメラなど向けなかった地味な時代のものです。
「103系ほどおもしろい形式はない」というファンも多いですが、民営化後、塗装変更、運転台取付、体質改善工事、ATS-P取付、前面強化・・・と後天的に改造されたためにそう感じるだけで、国鉄時代はまさに今の「E231系」状態でした。「どこに行ってもE231系ばかりでおもしろくない」というのを「103系」に置き換えたような感じでした。
エメラルドグリーンです。
(N) 92479 103系 初期型冷改車・エメラルドグリーン 3両基本セット
クモハ103-モハ102(M)-クハ103です。
(N) 92480 103系 初期型冷改車・エメラルドグリーン 2両増結セット
モハ103-モハ102です。
(N) 8956 103系 初期型冷改車・エメラルドグリーン サハ103形
カナリヤです。
(N) 92481 103系 初期型冷改車・カナリヤ 3両基本セットA
クモハ103-モハ102(M)-クハ103です。
(N) 92482 103系 初期型冷改車・カナリヤ 4両基本セットB
クハ103-モハ103-モハ102(M)-クハ103です。
(N) 92483 103系 ユニット窓・カナリヤ 3両増結セット
モハ103-モハ102-サハ103です。
※ユニット窓ですので、ご注意下さい。
■東海カラーのキハ40系各種
JR東海では、民営化直後から近郊形・通勤形車両の塗装統一に取り組みました。
コーポレートカラーがオレンジ色であること、113系や115系はほとんどが湘南色であることから、湘南色を基本とすることに決定しました。キハ40系は地色をアイボリーにして湘南色の帯を入れることとし、1989年から順次塗り替えを開始しました。最初は明るい地色なので汚れが目立つのかと感じていましたが、洗車を工夫しているのかさほど薄汚れた感じがしないのはJR東海というところかもしれません。
トミックスからキハ48の2両編成、キハ40+キハ40+キハ48の3両編成が発売されます。
気になる床下ですが、台車は黒、床下は灰色:つまり、塗装変更から1992年に塗装基準が変更になり、すべて床下は灰色となるまでの姿がプロトタイプとなるとのことです(メーカー確認済み)。
現在は、床下がすべて灰色、エンジンがカミンズに交換されて、一部はワンマン化されています。また、側面の吸気口が埋められていますが、それらの改造を行う前の姿が模型化されます。
下記のページでご予約受付中です。
(N) 92181 キハ48形 JR東海色 2両セット
キハ48 500(M)-キハ48 1500です。
(N) 98904 キハ40形・キハ48形 JR東海色 3両セット
キハ40 2000(M)+キハ40 2000+キハ48 1500です。
余談ながら、キハ40の屋根の上にインバータクーラーを積むと5000番台(当時)となります。エンジンや吸気口をどうするのかは各自工夫ということで・・・。
本日は以上です。それでは。