【16番 (1/80 16.5mm)】 カトー HOユニトラック テーブルトップレイアウトで遊ぶ

テーブルトップレイアウト

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
新製品のネタもいいのですが、ちょっと遊んでみました・・・。

おことわり
・独自の調査結果です。万が一脱線などを起こしても責任を負いません。
・あくまでも自己責任でお楽しみ下さい。
・本文には私見が含まれています。メーカーの公式見解ではありません。

カトーのカタログP202に「テーブルトップレイアウト」の例が掲載されています。
テーブルの上にHOユニトラックの線路を敷いてみるというものです。

テーブルトップレイアウト

幅は1,523mm、奥行きは782mmと食卓の上でHOゲージが楽しめますというふれこみです。

※おことわり:うちの食卓はこれよりも小さいので、床の上に敷いてみました。ご了承下さい。また、1/80 16.5mmに関しましてはいろいろな呼び方がありますが、今回は「HO」と呼んでいます。スケール論についてはさまざまな意見がありますが、ここでは、メーカーの呼称を尊重しています。

カーブにはどんな線路を使っているかというと・・・。

カトー 2-280 R370-22.5

HOユニトラック 2-280 R370-22.5°です。その名の通り、半径370mm、22.5°の曲線です。16本(4セット)で一周になります。

Nゲージとの比較

Nゲージの線路と並べてみました。内側がNゲージで半径が315mm(ユニトラックのM1セット:入門セットのカーブ)。外側がHOゲージで半径が370mmです。さほどスペースが変わらないのがおわかりいただけると思います。
・・・鉄道模型入門とかHOゲージ入門という本や記事を読むと、必ずと言っていいほど、「HOゲージは欧米で普及」しているといわれています。それは「家が広いから」ということをよく聞きますが、決してそうではありません。アパート暮らしの人もたくさんいます。ドイツのフライシュマンでは半径360mmのHOレールセットを販売しています。で、プラ完成品がたくさん発売されているわけでして。もちろん、プラ完成品がR360のカーブを曲がるのです。R360というと、実物換算して28m~31mです。恐ろしく急カーブなのですが、ヨーロッパで標準の25m級の客車が曲がるのです。それは、カプラーや台車(車輪のフランジも)など曲線通過技術が優れているからなのです。もちろん、フライシュマン以外の会社でもR360が曲がる車両を製造しており、業界内でのある意味「お約束」となっています。

・・・ところで余談ついでに言いますと、NゲージでR103なりR150の「ミニカーブレール」や「ユニトラックコンパクト」が発売されています。実物換算してみると・・・R103で15m、R150で22m。HOゲージのR360が28mなので、実はNゲージのいわゆる小半径線路はかなり急であるというのがわかります。日本で、Nゲージの小半径線路が普及しつつあるのに、HOでは今まで出てきませんでした。いや、HOのR370が日本でもようやく発売されたと見る方が自然なのかもしれません。

小型車両

最近発売されたカトーのEF510はR370を曲がります。日本型でも、小型車両なら・・・というわけでちょっと走らせてみましょう。

トミックス 名鉄モ510

トミックスの名鉄モ510形を走らせてみました。全く問題はありません。
カタログ上でもR216まで大丈夫であるという書かれています。

天賞堂 南海ED5151

天賞堂のプラ機関車・南海ED5151形です。こちらも余裕たっぷりに曲がります。

では・・・。
20m級の車両はカトーのEF510と24系「北斗星」しか曲がらないのでしょうか。

EF510+コキ104

まずは、EF510は貨物列車も牽引することがありますので、コンテナ車の代表格の一つ、コキ104を試してみましょう。カトー製です。こんな感じでちゃんと曲がります。もちろん、加工も何もしていません。機関車もR360キットを使っているわけではありません。製品の出荷状態のままです。
この程度のレールの組み合わせならば、機関車+貨車2両でも充分サマになるかもしれません。

コキ104上から

先ほどの編成を真上から見てみましょう。確かに急なカーブですが、意外に違和感がありません。
Nゲージの小半径線路を見ているからなのかもしれません。

EF510+コキ104連結面

EF510とコキ104の連結部分です。まだまだ余裕があります。連結器がよく首を振るのがよくわかります。

コキ104連結部分

コキ104の連結部分です。こちらも余裕があります。

EF510+オハ35

今度は20m級の客車です。今度もカトーのオハ35とオハフ33です。こちらも曲がります。

EF510+オハ35連結部分

EF510とオハ35の連結部分です。よく首を振っています。

オハ35連結面

オハ35同士の連結部分です。ちなみに、急曲線通過用のドローバーは使っていません。製品そのままのケーディー互換タイプです。

クモハ40系

では・・・。電車はどうでしょうか。クモハ41+クハ55の2両編成です。
なんと、曲がります。

クモハ41連結面

クモハ41とクハ55の連結面です。ギリギリ接触せずに曲がります。

40系先頭車同士

先頭車同士の連結部分です。こちらは半流線形で後退角が付いているので、切妻同士よりもはるかに余裕があります。近江鉄道で801系の連結面の角が削られているのも、電車とホームのすき間を減らすことや急曲線通過対策であるといわれています。ほんの少し削っただけでも、大型車が走れるようになるわけで、模型も実車も変わらないというわけです。

・・・というわけで・・・。
線路です。
(16番) 2-280 HOユニトラック 曲線線路 R370-22.5°(4本入)
まあ、テーブルトップレイアウトの線路プランそのもののセットも作ってみようかと思っています。今しばらくお待ち下さい。ポイントがないスターターセットもいいのですが、最初からポイントがある方が運転に変化が出ると思います。

コキ104です。
(16番) 3-511 コキ104 18Dコンテナ積載 2両セット

オハ35系です。
(16番) 1-511 オハ35 ブルー
(16番) 1-513 オハフ33 ブルー

なお、茶色はご予約受付中です。
(16番) 1-512 オハ35 茶色
(16番) 1-514 オハフ33 茶色

路面電車二題。
(16番) HO-608 名鉄 モ510形 簡易急行色

(16番) 1-421 広電200形 ハノーバー電車

讃岐の阪急。琴電3000形・・・ご予約受付中です。
(16番) HO-609 琴電 3000形 登場時塗装

ここから先は完全に私見ですが・・・。
HOとNは「どちらか」と考えるのではなく「使い分け」と考えた方がいいのかもしれません。
Nは「若者の」、HOは「おじいちゃんの」と考えてはいけないと思います。確かに、年齢分布はそうかもしれませんが、若い世代の人々もHOに参加したがっているのですが、欲しいものがないというのが実態かもしれません。

新幹線の16両フル編成はHOでは4.5m。・・・こういうのは自宅では走らせられません。あるいは、E231系の15両編成もHOでは3.75m。どうしてもというなら、鉄道模型サークルの運転会に参加するのがいいでしょう。こういう「フル編成」というのはNゲージが得意とする範囲です。

逆に、短編成の電車ならば、HOが見栄えする領域です。仮に上限を4両編成とした場合を考えてみましょう。12両編成の新快速で疾走する223系も実は最短は2両。福知山線の北部や山陰本線の福知山付近で走っています。そうでなくても、4両編成は米原・近江今津~敦賀で走っています。先輩の221系も奈良線や山陰本線京都口では4両編成です。
E233系というと10両ないし15両で走っているというイメージがありますが、青梅・五日市線では4両編成があります。また、JR東海の313系も中央西線では最短2両です。静岡のあたりでも同じです。205系ではどうでしょうか。仙石線は4両。阪和線も4両。鶴見線は3両。南武支線は2両・・・。
そんなもの詭弁だ。山手線の11両編成が・・・といいますが、フル編成で走らせようとすると編成長はNゲージでも1.46m。意外にフル編成で走らせる機会はないかもしれません。住宅事情によっては貸しレイアウトや運転会のお世話になるかもしれません。

まあ、妄想ついでに言うと、鉄コレも1/80に乱入してきてもいいかもしれません。
地方私鉄が中心のラインナップ。人気の富山地鉄も2両編成がほとんど。あるいは、箱根登山も最長3両。線路に顔を近づけて眺めるとなかなかのものでしょう。京阪京津線の80形も本当は1/80向きかもしれません。
鉄コレの何がよくないのかと考えてみた場合に、201系のような長編成ものまで鉄コレにしてしまったことではないかと思います。もちろん、メーカーも一生懸命企画しているので失礼かもしれませんが。201系はトミックスの通常商品の方がいいでしょう。ライトが点灯しないとか、モーターが見えるとか・・・。カトーからすでに201系が出ていますが、それを超えるものはトミックスでできると思います。
鉄コレのコンセプトというと、「手軽に楽しめる」「改造ネタにもできる」というところかと認識しています。Nゲージの世界も飽和気味。それならば、1//80との共存共栄を図るという手もあるかもしれません。まあ、こういうところでいくら書いても意味はなく、直接意見すればいいのかもしれませんが・・・。

というわけで、R370の線路というのは案外発展性があるのかもしれないという妄想でした。
メーカーの立場もあろうと思いますが、もっと線路を宣伝してもいいのではないでしょうか。
「ユニトラックコンパクト」のHO版のような感覚で。

あとは、パワートラック方式(台車モーター方式)も見直してもいいかもしれません。
天賞堂のパワトラは一時期人気がありましたが、耐久性がないとかいろいろなことがいわれています。
でも、今はモーター自体が進化しています。材質を工夫すれば、もっとよいものができるかもしれません。
MPギアもよくできています。でも、ペーパー自作では、パワートラックがいちばんです。
もう一度見直してもいいかと思います。急曲線はいちばん通過しやすい方式です。

まあ、言い過ぎかもしれませんが、カツミや天賞堂の真鍮製品とカトーやトミックスのプラ完成品は同じスケールですが、全く違うものと考えた方がいいのでしょう。プラ完成品は「ガンガン走らせる」的な製品なのです。そうやって考えると、まだまだ成長できる余地はあると思います。どこか、追従してくれるメーカーが現れてくれないでしょうか。実は以前トミックスからE231系が出ていましたが、山手線だけで終わったのが残念でして。

言いたい放題書いてしまいましたが、新春ネタということでご容赦賜れば幸いです。それでは。