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カトー 2016年7月発売予定品のご案内続きです。
■最後の「ブルートレイン」新製車。14系15形。
1958年に登場した20系客車は「ブルートレイン」と呼ばれ、全国に寝台特急が走りました。その後、日本人の体格の向上や分割併合をする列車での電源車の問題もあり、1971年に14系客車が登場しました。床下に電源エンジンを搭載し、分割併合も容易になり、寝台幅を70cmに拡大するなどの改良が施されました。しかし、翌年に北陸トンネルでの火災事故に鑑み、防火対策上から製造が中止。1973年からは集中電源方式に戻った24系が登場しました。1974年にはB寝台が二段式となった24系25形が登場。ところが、分割併合をする列車があることから、分散電源方式の寝台車が必要となり、14系15形が登場しました。24系25形をベースに分散電源方式にした格好で、スハネフ15の床下に電源エンジンを搭載。防火対策上、電源エンジンの自動消火装置を搭載しています。いわゆる「関西~九州ブルトレ」である「あかつき」「明星」「彗星」で活躍しました。
このあと、国鉄の財政事情が悪化。寝台列車も縮小が進み、寝台車の新製は「夢空間」「カシオペア」を除いて行われず、実質的に
「最後のブルートレイン」となりました。
今回は、「あかつき」が発売されます。新大阪~長崎・佐世保間の列車です。
(N) 10-1360 国鉄 (JR) 14系15形 寝台特急「あかつき」 長崎編成 7両セット
(N) 10-1361 国鉄 (JR) 14系15形 寝台特急「あかつき」 佐世保編成 7両セット
側面の行先表示は「あかつき 長崎・佐世保」が印刷済です。
で、トレインマークも点灯式です…。
が、前進時にはトレインマークは点灯しません。
というわけで、当店で、前進時にトレインマークを点灯化した特製品をご用意いたします。
あわせて、ジャンパ線パーツ取付、ナックル化をしています。
商品が到着すればすぐにお楽しみいただけます。
写真は「はまなす」ですが、内容は同じです。機関車の次位の客車はトレインマークだけを点灯している風景をお楽しみ下さい。
※LEDの関係上、後進時(テールライトも点灯時)より、少し暗くなります。ご了承下さい。
【前進時トレインマーク点灯化・パーツ取付済・ナックル化】 (N) 10-1360 国鉄 (JR) 14系15形 寝台特急「あかつき」 長崎編成 7両セット
【前進時トレインマーク点灯・パーツ取付・ナックル化】 (N) 10-1361 国鉄 (JR) 14系15形 寝台特急「あかつき」 佐世保編成 7両セット
■飯田線の旧型電車
飯田線シリーズ。次は「40番台の直行3連」と「両運のクモハ61+クハニ67」が発売されます。
クハユニ56+クモハ50+クモハ54
…飯田線では沿線の道路事情が悪いこともあり、郵便荷物輸送が新性能化後の1985年まで行われていました。80系がやってくる1978年まで、郵便荷物輸送の関係から豊橋機関区持ちの3連運用が存在しました。運用番号は40番台でした。
豊橋側にクハユニ56を連結しているのが特徴です。豊橋を朝6時頃に出発する辰野行きは定番で『鉄道ジャーナル』の列車追跡でも取り上げられたことがあります。
今回は、クハユニ56はクハニ67改造の0番台であるのがポイントです。ノーシル・ノーヘッダーが目立ちます。
(N) 10-1350 国鉄 クモハ540+クモハ50+クハユニ56 飯田線 3両セット
同時に、クモハ61+クハニ67も発売されます。
平妻のクモハ40を出力増強したものがクモハ61で、阪和線にも仲間がいました。
クハニ67はクハ55改造の900番台です。最前部の客用ドアが荷物用に転用されており、その部分が凹んでいるのが特徴です。
(N) 10-1351 国鉄 クモハ61+クハニ67 飯田線 2両セット
車輪は「プレート車輪」です。
当店でスポークに交換し、ライトを常点灯化・パーツ類を取り付けた特製品もご用意いたします。
【スポーク車輪化・パーツ取付済】 (N) 10-1350 国鉄 クモハ540+クモハ50+クハユニ56 飯田線 3両セット
【スポーク車輪化・パーツ取付済】 (N) 10-1351 国鉄 クモハ61+クハニ67 飯田線 2両セット
カトー編は以上です。
それでは。