ご来店ありがとうございます。
先日開催されました「おおさか鉄道模型バザール」でご質問の多かったGM製 近鉄21020系「アーバンライナーnext」の光り分けについてご説明いたします。
製品では、ヘッドライトのLEDの光を標識灯まで回しているために、標識灯まで白く光るのが残念なところです。
実車は、標識灯はオレンジ色であり、たったこれだけで印象が大きく変わってしまうのが不思議なところです。
というわけで…。
光り分けライト基板「G-02 白色+オレンジ色」を用意します。
ただ、これだけでは、ヘッドライトの光が標識灯まで回るのでオレンジ色がちゃんと出ません。白っぽくなってしまいます。また、後進時にはテールライトの光がヘッドライトまで回ってしまいますので、とんでもない姿となってしまいます。
というわけで、「遮光処理」をします。
ヘッドライトの光が標識灯まで回らなくします。
写真右のようにプリズムを切断します。
黒色に塗り、6mm×4mmに切り出した0.5mm厚のプラ板を用意します。
上下のプリズムの間にプラ板を差し込んで遮光します。
あとは再組立して完成です。
後進時にヘッドライトが赤く光ることもありません。
動画です。こちらも参考にしてください。
というわけでこちらで販売中です。
【近鉄特急Nゲージ光り分けライト基板】 (N) G-02 ヘッドライト 白色+標識灯 オレンジ色 1ヶ入り
GM製 京阪3000系(貫通扉に表示器がないもの)でも応用ができようかと思います。
あわせて。
GM製の近鉄22000系旧塗装です。
こちらも、光り分けライト基板「G-01 電球色+オレンジ色」を使えば、プリズムの加工もなく光り分けが楽しめます。
方向幕が点灯しないものに対応しています。
【近鉄特急Nゲージ光り分けライト基板】 (N) G-01 ヘッドライト 電球色+標識灯 オレンジ色 1ヶ入り
このあたりのご質問が来るのは地元の大阪らしいところではないかと思います。
実のところ、この両製品が当店オリジナルパーツのルーツでして…。私がやってみたかったのですが、いちいちタネ車のライト基板を加工するのも手間がかかります。また、これをやりたいユーザーも多いはずと専用の基板を作ってしまえというところでした。
ちょっとした余談でした。
お知らせです。本日 3月30日(水)と明日 31日(木)は出張のためお休みをいただきます。
あしからずご了承ください。
ついでに。
大阪の地でE353系「あずさ」のライトが暗いというご意見をいただいたのは意外でした。
確かに製品のニーズは地域差があるのですが…。ダブルLEDにしたものを一度試作しているのですが、さて。
それでは。