新製品・再生産品情報

N700系

ご利用ありがとうございます。
本日は、4月20日に開催されました、トミックス・セールスミーティングのレポートをいたします。分量が多いので何回かに分けてご案内をいたします。すでに、同業他社の詳細なレポートをごらんいただいてるかとは思いますが、何かの足しにして頂ければと思います。

おことわり
写真は試作品です。変更される場合がございます。
写真の腕は下手ですが、ご容赦下さい。
サムネイルをクリックすると大きくなります。

冒頭の写真は、九州新幹線のN700系です。2月20日に九州新幹線全線開業のCM撮影用にラッピングをしたR10編成です。

文字部分

文字部分のアップです。間近で見てもはっきりと独特のフォントが再現されています。
下記のページでご予約受付中です。
(N) 92986 N700系 R10編成 8両セット

続いて・・・。

さよなら雷鳥

2011年3月11日限りで廃止になった特急「雷鳥」です。
今回は「さよなら雷鳥」として、下り(大阪→金沢)の最終列車を再現する予定です。編成は京キトのA01編成です。記念パンフ付きの予定です。
その他、大阪側から2両目のモハ485-504のトイレ窓は埋められていない姿を再現する予定です。
※写真の下列、右側に少しだけ写っている車両です。ドア左側の小窓がありますが、その逆サイドに元々はトイレがあり、そこが実車では電話室になっていました。この部分の窓が埋められていない状態を再現するということです。

下記のページでご予約受付中です。
(N) 92979 485系 「さよなら雷鳥」 9両セット

余談ながら・・・。「雷鳥」といえば、ボンネットの12両フル編成・・・という方に。
カトーからはボンネット12両編成が発売中です。
(N) 10-241 485系 「雷鳥」 初期形 8両基本セット
(N) 10-242 485系 「雷鳥」 初期形 4両増結セット
1979年の向日町運転所時代を模型化しています。懐かしの「大ムコ」の時代です。

元に戻ります。

クロE259

池袋(大宮)、高尾、横浜(大船)から成田空港を結ぶ「成田エクスプレス」のE259系です。レタリングは入っていませんが、こんな感じです。

クロE259

先頭車のクロE259です。流れるようなデザインを再現しています。

パンタまわり

パンタまわりです。配管はあっさりとした印象がありますが、ちゃんと再現されています。アンテナ類は別パーツです。

連結面

今回、6両セット(これでフル編成)の限定品と、3両基本セット+3両増結セットの2種類が発売されます。車番と、連結面の連結器が異なるのが大きな違いです。写真は6両セットの連結面です。TNカプラーを使用しています。

アーノルド

こちらは3両基本セット、3両増結セットで使用されているアーノルドカプラーです。
なお、別売のTNカプラー(0336)を使えば、6両セットと同じようになります。
※取付は各自で行って下さい。失敗しても当店やメーカーは責任を負いません。

E259系成田エクスプレスは下記のページでご予約受付中です。
6両セットです。これでフル編成が楽しめます。
(N) 92983 (限定) E259系 成田エクスプレス 6両セット
※車番は第2編成を印刷済です。なお、付属の転写シートでお好きな車番に変更ができます。

3両基本セット+3両増結セットです。この2セットで6両フル編成になります。
(N) 92418 E259系 成田エクスプレス 3両基本セット
(N) 92419 E259系 成田エクスプレス 3両増結セット

今度は同じ直流特急形電車でも、ちょっとカジュアルな373系です。
特急「ふじかわ」「伊那路」「東海」や快速「ムーンライトながら」、「ホームライナー」、はては間合いで普通列車(大垣~米原、静岡~浜松、東京~静岡など)で広く活躍中です。

クハ372

大阪側の先頭車・クハ372形です。丸みを帯びたデザインが特徴的です。
なお、先頭車の電気連結器は一段のもので発売されます。
※写真では二段ですが、発売時には正しいものを取り付ける予定です。

クモハ373

東京側の先頭車・クモハ373形です。

下記のページでご予約受付中です。
6両セットです。前面は「東海」「ムーンライトながら」が印刷済です。編成順序を変えれば、お好きな列車で楽しめます。なお、ナンバーも印刷済です。
(N) 92985 (限定) 373系 東海・ムーンライトながら 6両セット

3両セットです。前面のトレインマークはシール式です。お好きなものを貼り付けて下さい。なお、車番は転写シートです。お好きな番号を転写して下さい。
(N) 92424 373系 3両セット

動力装置がフライホイール付きに、ヘッドライトがLEDになったのが大きな変更点です。

クモハ115

長野地区の115系です。商品はクモハ115-モハ114-クハ115の3両セットです。こちらは、長野生え抜きの車両が多数派を占めています。生え抜きの車両は登場時は冷房準備車で民営化後AU75方式で冷房改造を受けていますので、クーラーキセがステンレス製のものが多い・・・ということで、クーラーはステンレス製になっています。

モハ114

同じ編成のモハ114です。パンタグラフは中央線対策でPS23(折りたたみ高さが低いタイプ)です。クーラーのキセがステンレスタイプを再現しているのは、こちらの方がわかりやすいかもしれません。
なお、現在は、パンタグラフがシングルアームのPS35に変更されています。現在の姿を再現されたい方は、別途パンタグラフをご用意下さい。
※いずれは白箱(パーツ)も扱いたいと思いますが、まだ夢の段階です。申し訳ございません。

3両編成は下記のページでご予約受付中です。
(N) 92416 115系 長野色 3両セット
余談ながら、床下の補助電源装置は電動発電機ですので、リニューアルを受けていない車両となります。

クハ115-1100

今度は、6両編成の「C編成」です。信州生え抜きの編成ではなく、いわば「外様」的な編成です。ちょっと「長ナノ」の標記に違和感がないわけでも・・・。という感じです。元々は、中央東線の普通電車はほとんど豊田電車区(その前は三鷹電車区)が担当しており、6両編成が多く走っていました。6両運用の大半を2000年に松本運転所に移管。当初はスカ色の0番台が多く存在しました(この段階では3+3)が、東北本線・高崎線にE231系を投入して余剰となった115系1000番台が大挙して松本運転所にやってきて初期車を置き換えました。その際に信州色に塗り替えられたというわけです。
で・・・。首都圏の115系は新製冷房車がほとんどでしたので、クーラーキセも鋼製のタイプとなるわけで、これを再現しています。屋上のクーラーが灰色になっているのにご注目下さい。
また、6両編成の置き換えだったので、モハユニットはモハ115+114を使用。このため、長野地区では珍しい奇数向きのクハ(クハ115-1100)が編成に入っているのがユニークです。

モハ115

今度は、モハ115-1000です。床下にご注目。抵抗器があるので、モハ115-1000というのがおわかりいただけようかと思います。

モハ114

C編成のモハ114-1000です。パンタグラフがPS35Dになっています。また、補助電源は電動発電機となっています。

下記のページでご予約受付中です。
(N) 92830 115系1000番台 信州色 C編成 6両セット
中央東線では立川まで顔を出していますので、首都圏の方も顔なじみであるかもしれません。

クモハ115

今度は、長野新幹線開業により、いわゆる「平行在来線」として、JR東日本から経営が切り離された第三セクター・しなの鉄道の115系です。
今回発売のものは、ベースがダークグレーになっている現在のものです。
さて、ドア横の戸袋上にご注目。しなの鉄道車はワンマン化改造(いわゆる都市型)が行われています。その際に、車外スピーカーを取り付けましたが、この部分も再現される予定です。

モハ114

こちらは中間車のモハ114です。
車外スピーカーももちろん再現されています。
で・・・。床下にご注目。補助電源装置が電動発電機となっています。
しなの鉄道では近年リニューアル工事を施工していますが、この際に電動発電機を静止形インバータに交換しています。
・・・というわけで、厳密な意味では未リニューアル車ということになります。
2010年10月現在、未リニューアル車は1編成のみとなっているようです。
※ S5編成が未リニューアルで
クモハ115-1069-モハ114-1066-クハ115-1212
です。

ついでにですが、トイレが「バイオトイレ」となっているものも存在しており、クハ115のトイレ窓の右側の窓(開閉式)がふさがれています。
鉄板でふさいであるだけですので、プラ板細工と調色で・・・地元ファンの方は挑戦してみて下さい。改造車の車番は手元の資料にはございませんので、一度現地でご確認下さい。大変申し訳ございません。
※鉄道ピクトリアル 2009年7月号に クハ115-1021の写真が出ていますので、少なくともこの編成はバイオトイレになっていると考えられます。
同書によると、しなの鉄道内ではトイレを使用しておらず、不評のために試験的に導入しているとのことです。

下記のページでご予約受付中です。
(N) 92415 しなの鉄道 115系1000番台 3両セット

とりあえず、今回はここまでにさせて頂きます。明日以降に続きを執筆いたします。大変申し訳ございません・・・。

新製品・再生産品情報

近鉄22600系

ご利用ありがとうございます。

本日は、4月28日(木)に発売が決定いたしました グリーンマックス 近鉄22600系「Ace」のご予約受付についてご案内いたします。

■新しいスタンダード。「Ace」22600系
日本一の路線網を誇る近鉄。大阪・京都・奈良・三重・愛知と近畿・東海地方に路線を広げています。広大な路線網を誇るが故に特急列車も頻繁に運転されており、途中駅で乗り換えても特急料金は通算できる制度や乗換の場合でも極力歩かなくてもよいような座席指定プログラムから、近年ではポイント制のインターネット予約システムといつでも気軽に乗れる存在となっています。
近鉄特急といえば、「アーバンライナー」「伊勢志摩ライナー」「さくらライナー」「ビスタカー(ビスタEX)」と歴代すばらしい特急車を世の中に送り出してきました。しかし、縁の下の力持ちとも言える汎用特急車も忘れてはなりません。これらが主に使われる主要駅に停車するいわゆる「乙特急」は急行・快速急行の上位種別とも言える存在で、ちょっとした距離でも座っていきたいとか、通勤・通学に利用しているという層が多く、その存在は大きなものがあります。その汎用特急車の中でも、大阪万博が行われた1970年頃に大量に増備された12200系「スナックカー」が車齢40年に達するようになり、処遇が問題となってきました。
このため、1992年~1994年に製造された22000系「ACE」以来の汎用特急車が2009年に登場しました。この新型特急車は事実上、22000系の増備車という位置づけで、車体のイメージも22000系に似ており、ボリューム感のある車体断面、丸みを帯びたフタ付きの貫通型の前面。そして、カラーリングもオレンジにブルーのパターンを踏襲しています。一方で、バリアフリー対策の強化やトイレに温水便座を採用、そして客室はすべて禁煙として喫煙室を別に設ける「完全分煙化」。座席は21020系「アーバンライナーNext」に続いてゆりかご形シートを採用。時代の流れにマッチするべくブラッシュアップされています。また、制御装置はVVVFとするものの、MT比を1:1としています。
形式は「22600系」、愛称は「Ace」(エース)と命名(※22000系の「エース」はすべて大文字の「ACE」です。両車とも公式には「エース」と発音するとのことです)。
12200系を置き換えるべく、大量増備が進んでいます。現在、標準軌線で幅広く使われています。何かと使いやすい2両編成の方が多く、22600系同士の重連や時には置き換え対象となっている12200系とも連結することもあります。近鉄特急ならではの凸凹編成(逆に言えば汎用性が高いとも言えるわけですが)をお楽しみ下さい。

商品は、グリーンマックスから発売されます。車番、屋上パーツなども印刷、取り付け済。独特の前面やクーラーキセの形状も再現しています。
なお、同じグリーンマックス製の12200系、22000系などとはモーター無しセットに同梱されているスイングドローバーで連結ができるようになっています。

下記のページでご予約受付中です。
(N) 4171 近鉄 22600系 Ace 4両編成セット 動力付き
22601Fです。
(N) 4172 近鉄 22600系 Ace 4両編成セット 動力無し
22602Fです。
(N) 4173 近鉄 22600系 Ace 2両編成セット 動力付き
22651Fです。
(N) 4174 近鉄 22600系 Ace 2両編成セット 動力無し
22653Fです。

これらの編成は2010年4月現在、西大寺検車区に所属しています。厳密な意味では、奈良線、京都・橿原線や大阪線あたりで走行することが多いようです。登場時には限定運用を組んでいましたが、現在は限定運用も解除され、特急走行路線で幅広く使われています。

まあ、こうなってくると、「大阪・京都-伊勢」の併結特急とかもやりたくなってくるわけですが・・・。あとは、30000系「Vista EX」あたりがどこかから出てくればもっと楽しめるかと勝手に思ったりしています。オリジナルはロングセラーで、再生産されるたびに売れる人気商品ですので・・・。関西の私鉄でも、近鉄は全国区に近い存在で、その次は阪急といったところでしょうか・・・。キットはすでに発売されていますが、まあ、完成品が欲しいという方もおられると思います。
そういえば、フラッグシップたる「アーバンライナーNext」もいいのですがねぇ・・・。固定編成ですが、やはり近鉄を代表する車両ですので、どこからか出してくれないでしょうか。

それでは、ごゆっくりとお買い物をお楽しみ下さい。

新製品・再生産品情報

ご利用ありがとうございます。
本日は、Nゲージ カトーのEF62、EF58特急色が入荷しています。順次ご案内いたします。

■「北斗星」「カシオペア」専用機の先駆け。EF58特急色
今は、「北斗星」「カシオペア」といった寝台特急列車には専用色の機関車(EF510なりDD51なり)が用意されています。これは今に始まったことではなく、古くは1956年の東海道本線全線電化の時に登場した「青大将」もその一つです。客車の淡緑色に合わせたカラーリングは機関車と客車の一体感があり、特急らしい姿に映ったことでしょう。
さて、1958年に走るホテルこと20系客車が登場。たちまち人気列車となりました。ところが、機関車は茶色のEF58。編成としてのイメージが・・・というわけで、1960年から20系牽引用のEF58は青色に裾がクリーム色という専用色に塗り替えられることとなりました。
早速、「あさかぜ」「さくら」「はやぶさ」といった九州特急で活躍を開始。夜をイメージした青い電気機関車は当時としては斬新に映ったことではないかと思います。また、東北本線の「はくつる」でも使用されています。
下記のページで販売中です。
(N) 3020-7 EF58 初期形小窓特急色

続いて・・・。

EF62

■8分の6拍子のマーチ。三軸台車を履いたEF62。
国鉄・JRでは最急勾配の66.7パーミルを擁する碓氷峠。明治の開業当時からアプト式が採用され、急勾配を克服してきました。しかし、戦後になると輸送力をアップするにも列車の増発・増結が難しく、輸送上の隘路となりました。
そこで、1963年から粘着運転に切り替えることにより、輸送力の大幅なアップを実現しました。これにあわせて登場したのがEF62と63です。EF63は横川~軽井沢間専用の補機で、EF62は信越本線用の本務機です。EF62とEF63は横川~軽井沢間では協調運転を行い、峠の上り下りをしてきました。
EF62は急勾配の区間を安定して上り下りできるように、大型の抵抗器と強力な電気ブレーキを備えており、抵抗器の冷却のために大型の送風機が用意され、側面のルーバーも大型のものになっているのが特徴です。
信越本線全線で使用するため、自重は92tに納める必要があるものの、抵抗器などが重く、電気暖房装置(電動発電機)まで搭載しているために、車体は軽量化を図っています。たとえば、屋上のモニターはFRP製であり、明かり取りも兼ねています。また、台車も三軸台車とすることにより、軽量化を図っています。このため、ジョイント音が「タタタン」「タタタン」と三連符×2=8分の6拍子のマーチのような雰囲気がするのがヨーロッパ風なところです。
総勢54両が製造されましたが、試作機の1、前期形の2~24、後期形の25~54に大別され、避雷器の位置、テールライトの形状、側面ルーバーの形状などが異なっています。
今回は、前期形の2~24が製品化されています。
客貨両用で、貨物列車から急行列車まで幅広く活躍しました。
カトーからは「妙高」が発売予定となっていますが、他の貨車、客車を連結しても楽しめます。また、1984年からは山を下りて下関機関区に転属した仲間もいます。下関機関区に転属したものは東海道・山陽本線の荷物列車や団体臨時列車を中心に活躍しましたが、1986年11月限りで荷物列車が廃止となったために廃車となっています。
ナンバーは7,11,20,23が付属していますが、20と23は下関に転属した機関車です。信越本線でも、東海道・山陽本線でもお好きなスタイルでお楽しみ下さい。
下記のページで販売中です。
(N) 3058-1 EF62 前期形
製品の屋根の色はオリジナルの青ですが、大宮工場で検査を受けたものは、屋根が黒色になっていましたので、そのあたりを表現してみるのも面白いかもしれません。

・・・というわけで、貨物列車も楽しめます。でも、組成方法がわからない・・・という方のために・・・。
(N) 10-809 貨物列車セット
これをベースに適宜貨車をプラスするのもいいかと思います。

また、上野→高崎・・・高崎→長野・・・長野→直江津・・・直江津→新潟と列車番号を変えながらも事実上一本の列車となっていた普通列車も有名です。
さすが信越「本線」というわけで、末期は43系が使われることが多かったようです。
1982年まで走っていました。
(N) 5133-1 スハ43 茶色
(N) 5133-2 スハ43 ブルー

(N) 5134-1 スハフ42 茶色
(N) 5134-2 スハフ42 ブルー

(N) 5135-1 オハ47 茶色
(N) 5135-2 オハ47 ブルー

客車5~6両+荷物車1両+郵便車1両程度が基本だったようです。
43系の他には10系も混じっていました。
個人的には、青い43系と10系の混結というイメージが強いですが・・・。お好きな編成でお楽しみ下さい。
このあたりで、GMの客車キットが必要・・・特に郵便・荷物車・・・になってくるのですが、順次お取り扱いを拡大いたしますので、今しばらくお待ち下さい。

今のところ、荷物車の完成品といえば・・・。
(N) マニ60
あたりになりそうですが、荷物輸送が廃止されて早四半世紀。リアルタイムで荷物輸送を知る世代も少なくなってきていますので、完成品もあまり発売されないのが現実なのかもしれません。
まあ、マニ36あたりが編成に似合っていそうなのですがねぇ・・・。問屋に仕入れに行って来ましたが、残念ながら品切れでした。

「妙高」客車セットから寝台車を外せば、昼間の普通列車になろうかと思います。ただ、マニ37が「パレット積み」でして、個人的にはバラ積み用のマニ36の方が荷物車らしいとくだらないことを感じてしまいます・・・。こういうところにこだわってしまうのがねぇ・・・。まあ、マニ36・37も調べれば泥沼の世界なんですが・・・。

というわけで、半分以上愚痴と余談でしたが、ごゆっくりとお買い物をお楽しみ下さい。

新製品・再生産品情報,雑談・実物情報

嵐電モボ624+633

ご利用ありがとうございます。
あまりネットや雑誌などで見かけない(と思われる)京福電鉄嵐山線(嵐電)のミニレポートをお送りしましょう。
案外地元の電車というのは何かがないと撮らないというわけで、新車も入らない、せいぜい、塗装変更が始まった・・・気が付いたら紫色が増えていて、細かいところが変わってきている・・・という「撮れるときに撮っておけ」という後悔と反省と忘備録を兼ねたレポートです。

京福電鉄嵐山線は、四条大宮~嵐山の嵐山本線(7.2km)と北野白梅町~帷子ノ辻の北野線(3.8km)があり、合計で11.0kmの路面電車です。路面電車といっても、西大路三条~山ノ内、嵐電天神川~蚕ノ社、太秦広隆寺付近が路面であとは専用軌道となっています。
車両は、大別すると モボ101形・301形、モボ501形、モボ611形・621形・631形、モボ2001形に別れます。車両中心のレポートですが、ご笑覧下さい。

おことわり
2011年4月9日、12日現在の資料です。事実誤認やその後の変化がある場合もございます。これを参考にして失敗しても責任を負いかねます。
また、京福電気鉄道様など鉄道会社様とは関係がございません。お問い合わせはなさらないようにお願いいたします。

形態分類をするに当たって重要なポイントを・・・。
■制御器・・・基本的にGE/東芝のPC系を使用しています。モボ631形は叡電デナ21発生品を使用していました。現在は、三菱製の単位スイッチ式に取り替えが進んでいます。取り替え車は抵抗器が屋上に移設されています。
※モボ2001形はVVVFの完全新車であり、この原則からは外れます。

モボ631形抵抗器

クーラーの左側に小さな箱がありますが、これが抵抗器です。制御器を交換していない車両は抵抗器は床下のままであり、このような箱は乗っていません。

■台車
KL15
日立製のKL15です。1972年製のモボ301形、1975年更新のモボ101形がこの台車です。

KS46L

住友金属のKS46Lです。ウイングバネ式で、類似のものが大阪市電で見られましたので、「大阪市電形」といった方が通りがよいかもしれません。モボ111形→モボ611形が履いていた台車ですが、乗り心地の問題とコロ軸化改造ができないために2両を残して取り替えられました。

BWE12

イコライザー式のBWE12形です。いわゆるボールドウイン形で、旧型電車ではよく見かけるタイプです。モボ121形→モボ501形・モボ621形が履いています。こちらも振り替えや交換が行われています。

FS93

新製されたFS93形です。モボ631形の他、モボ611形でも見られます。なお、モボ2001形も類似の形態ですが、こちらは交流モーター・カルダン駆動のためFS94となっています。

そのほか、クーラーがステンレスキセになったもの、パンタグラフが京都市電発生品のZパンタからシングルアームパンタに交換されたものが存在します。

では、車両ガイドです。

モボ301

1971年に登場したモボ301形です。301・302の2両がいます。
乗客が増加したため、手持ちの電装品を集めて、車体を武庫川車両で製造して登場しました。トロリーポール時代最後の新車です。全国的に路面電車が廃止されていた中、嵐電初の全金属製車体で登場したため注目されました。
登場時は非冷房でしたが、1988年に冷房改造されています。
なお、2007年に乗客減のため2両とも休車となりましたが、2008年に地下鉄東西線太秦天神川開業による乗客増のため、301が復活しました。
2両とも旧塗装をまとっています。

モボ101

いわゆる嵐電旧型車スタイルを確立した1929年製モボ101形を1975年に車体更新したモボ101形です。車体はモボ301形と変わりません。
ちょうどZパンタ化が行われた直後の更新車です。
1990年には冷房改造が行われています。

カラーリングは下記の通りです。
101・・・八つ橋広告車
102・・・旧塗装
103・・・旧塗装
104・・・八つ橋広告車
105・・・旧塗装
106・・・もり広告車(漬物店)

モボ501

続いて、モボ501形です。
嵐電旧型車スタイルのモボ101形は車体更新されましたが、111・121形は未更新のまま残っていました。しかし、冷房化の要請もあったことから1984年から4両がモボ111・121形の車体更新として登場しました。
扉配置はワンマン運転を考慮して前中式になりましたが、乗客の流れがよくないことからこの形式のみで終わりました。
カラーリングは写真のような明るい緑系のツートンカラーで登場しましたが、502は旧標準色(濃いめの緑)に塗り替えられています。
2000年に503、翌年に504は廃車、501・502が在籍しています。
扉の位置が異なることなど運転取り扱い上の理由からラッシュ時や観光シーズンに出てくるという予備的な存在となっています。また、台車は501がKS46L、502がBWL12です。
最近では モボ611形でも台車がオリジナルのKS46Lのままの611・615と半固定編成を組むことが多いようです。
←四条大宮 501+615 502+611

501・・・明るめのカラー、台車KS46L
502・・・嵐電旧塗装、台車BLW12

モボ611

続いて、モボ611形です。モボ121形更新のモボ621形に続き、1990年~96年に6両が登場しました。「611」の2桁目の「1」はモボ111形の更新車であることを示しています。

写真はオリジナルの形態を残すモボ611です。台車はKS46Lです。予備的な存在で、モボ502と半固定編成を組んでいます。このほか、615も同形態です。

モボ612

台車がモボ501形発生品のBWL12に交換されたモボ612です。

モボ613

台車が新製のFS93に、制御器も三菱製に交換されたモボ613です。クーラーの後に抵抗器の箱が見えます。
なお、モボ614は台車がFS93に、制御器は未交換です。

このほか、モボ616が在籍しています。台車はFS93、制御器は三菱製に交換済、さらにシングルアームパンタ化、ステンレス製のクーラーキセへの交換がなされています。2011年3月に検査を受けている模様ですが、なぜか旧塗装で出場しています。今後の動きが気になるところです。

モボ616

※写真は台車・制御器・パンタ交換前のものです。2009.11.3撮影ですが、ご容赦下さい。

モボ611形まとめ
611・・・新塗装、台車KS46L、制御器原形
612・・・新塗装、台車BWL12、制御器原形
613・・・新塗装、台車FS93、制御器交換
614・・・新塗装、台車FS93、制御器原形
615・・・新塗装、台車KS46L、制御器原形
616・・・旧塗装、台車FS93、制御器交換、シングルアームパンタ、クーラーキセステンレス

モボ624

続いて、モボ621形です。
1990年からモボ121形を更新して誕生しました。モボ501形は全中扉でしたが、モボ621形は前後扉になっており、これが新しい嵐電スタイルの決定打となりました。5両+2両(モボ26・27:後述)が登場しました。

台車はBWL12です。また、制御器・パンタは全車未交換です。

モボ621+625

621+625です。混色編成も移り変わりの時期ということで見ることができます。

モボ621形まとめ
621・・・新塗装
622・・・新塗装
623・・・新塗装
624・・・新塗装
625・・・旧塗装

モボ27

レトロ調のモボ27です。タネ車はモボ121形であり、原則からいくと127になるのですが、車番もレトロ調ということで、27になっています。
1994年に平安遷都1200年記念で登場したレトロ車です。26、27が登場しました。26は茶色に金の縁取り、27は同じく銀色になっています。
台車・制御器・パンタは未交換です。

モボ21形まとめ
26・・・茶色に金の縁取り
27・・・茶色に銀の縁取り

モボ631

モボ631形です。路面電車には珍しい制御車であるク201形の更新車です。
電装品は予備品を流用。制御器は叡電デオ21の流用、台車はFS93を新製となっています。1995年から3両が登場しています。2008年までに制御器は新品に交換され、抵抗器は屋上に移設、現在、3両ともイベントカラーとなっています。また、クーラーは631と633がステンレスキセに交換されています。
631は「江ノ電号」です。江ノ電・嵐電の姉妹提携記念で2009年に塗り替えられ、当初2011年3月までの限定カラーでしたが、好評のために4月以降も運転継続中です。車内の広告は江ノ電にちなんだものになっています。

モボ632+633

前が632、後が633です。
632は「化け電」として、妖怪のキャラがラッピングされています。
妖怪の衣装を着て電車に乗れば「50円」という「化け電」イベントも時折行われます。

モボ633

先ほどの編成を逆サイドから。モボ633は「福」号としてラッピングをされています。

モボ631形まとめ
631・・・江ノ電号、制御器交換、クーラーステンレスキセ
632・・・化け電、制御器交換
633・・・福、制御器交換、クーラーステンレスキセ

このほか、2001年に登場したモボ2001形が2両在籍していますが、撮影日当日は入庫していました。VVVF制御、全電気指令ブレーキのため、他車との混結ができなくなっています。なお、パンタグラフはシングルアームパンタです。

モボ2001形まとめ
2001・・・新塗装
2002・・・?(入場中?)

・・・で・・・。
何が言いたいかというと・・・。
モデモの嵐電モボ621形には611・621・631形のインレタが付属しているとのことであり、車体がほぼ同一であるため、どれがあっているのか・・・?という忘備録をかねてレポートしました。

嵐電モボ621形・京紫色は下記のページでご予約受付中です。
(N) NT124 嵐電 モボ621形 京紫色(M車)
(N) NT125 嵐電 モボ621形 京紫色(T車)
・・・というわけで、621~624か612あたりが妥当なようです。

なお、江ノ電カラーをまとったモボ631「江ノ電号」もございます。
(N) NT117 嵐電 モボ631形 江ノ電号

ついでにですが、嵐電カラー(旧塗装)の江ノ電も好評発売中です。
(N) NT118 江ノ電 1500形「嵐電号」

それでは、ごゆっくりとお買い物をお楽しみ下さい。

新製品・再生産品情報

ご利用ありがとうございます。
本日は、グリーンマックス 京急 新600形キットのご案内をいたします。

■個の尊重。ツイングルシートを採用した京急新600形
赤い電車が最高速度120km/hで飛ばす京急。品川から浦賀・三崎口まで町中から緑の野山を駆け、車窓からは海も眺められる路線です。
京急は関東の私鉄の中でも少し変わった存在であり、関西的な雰囲気がするのがまた面白いところです。
さて、1990年代に時計の針を戻すと・・・。
1959年から実に356両も製造された1000形もそろそろ初期車から取り替え時期になっていました。このため、1985年から両開き3扉車の1500形が登場し、じわじわと置き換えをしていました。しかし、166両製造されたところで増備はストップ。
通勤車といえど、快適な居住性を確保するという命題の元「個の尊重」というキーワードでユニークな新型車が1994年に登場しました。
形式は「600形」。そう、先代の2扉クロスシート車の600形の名に恥じないよう、クロスシートで登場しました。丸みを帯びたアルミ車体で、前面は伝統のアンチクライマーがなくなり、非常扉は左側へ。飛行船のような顔をしており、これがその後の京急顔となりました。車内に入れば、「個の尊重」という命題の元、クロスシートがずらりと並んでいます。このクロスシート。単なるボックスシートではなく、収納・折りたたみ機能が付いており、混雑時には収納・折りたたみを行って立ち席スペースを確保する優れものでした。2列シート、1列シートに変化することから「ツイングルシート」と命名。当時、座席を減らし、多扉化を進める他の関東私鉄とは全く違う方策を取りました。
このツイングルシート。久里浜工場で実際に試作品を使って実験を行い、混雑時にも問題はないと判断されたことから採用に至りました。
都営乗り入れ用1000形の代替車ということで、都営乗り入れ運用を中心に活躍。時には遠路はるばる北総線や京成の成田空港、はては上野にも乗り入れを行っていました。また、途中から、ツイングルシートの折りたたみ機能は使用中止しました。
しかし、ツイングルシートは居住性や収容力の問題から2005年からロングシート化が行われ、現在、8連全車と4連の651編成が改造済となっています。
そのほか、606編成は青く塗って「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」として異彩を放っています。

今回は、600形のキットが入荷しています。
8両編成の2次車以降・東洋電機製の足回りのものがプロトタイプで、603・605編成が該当します。
下記のページで4両編成動力付きトータルセットを販売中です。
(N) 1104T 京急 600形 4両編成動力付きトータルセット

ブルースカイトレインもございます。
(N) 1105T 京急 600形 「KEIKYU BLUE SKY TRAIN」 4両編成動力付きトータルセット

京急線内のA快特、都営乗り入れのSH快特から、成田スカイアクセス線を通るアクセス特急まで幅広く活躍しています。

本日は以上です。ごゆっくりとお買い物をお楽しみ下さい。

※お支払方法につきまして・・・。
本日から「ゆうちょ銀行」のお振り込みも対応するようになりました。ぜひ、ご利用下さい。

新製品・再生産品情報

N小屋シート

ご利用ありがとうございます。
本日は、エヌ小屋の室内表現シート「トワイライト用」「下関あさかぜ・瀬戸用」「583系用」のご予約受付についてご案内いたします。
だんだんリアルになってくるNゲージの世界。室内の表現は当たり前になってきていますが・・・。車内のシート、個室内の壁面やインテリアというのはプラスティック量産品では表現がコストや技術のかねあいから難しいのが事実です。
・・・というわけで、エヌ小屋から車内のシート、個室内の壁面やインテリアを再現するためのシートが以前から発売されています。今回は「トワイライト用」「下関あさかぜ・瀬戸用」「583系用」が4月下旬頃発売予定となっております。ただいま、ご予約を受け付けております。

使用例

使い方は・・・。
印刷済のシートを切取線で切り離し、必要な部分に両面テープなどで貼り付けるだけです。このシートもインクジェットプリンターで印刷したものではなく、写真のプリント技術を応用したものですので、細かい部分まで鮮明なのが特徴です。
ちょっとしたグレードアップにご利用下さい。
下記の商品をご予約受け付け中です。

■トミックス製「トワイライトエクスプレス」用です。
(N) 10031 TOMIX製 トワイライトエクスプレス個室内(基本・増結B) 室内表現シート
(N) 10032 TOMIX製 トワイライトエクスプレス個室内(増結A) 室内表現シート

※トワイライトエクスプレスの製品は下記のページで発売中です。
(N) 92240 トワイライトエクスプレス 基本セット
(N) 92241 トワイライトエクスプレス 増結セットA
(N) 92242 トワイライトエクスプレス 増結セットB

■トミックス製「下関あさかぜ・瀬戸」用です。
(N) 10101 TOMIX製 下関あさかぜ・瀬戸通路個室表現シート (青緑)
(N) 10102 TOMIX製 下関あさかぜ・瀬戸通路個室内表現シート(橙)

■カトー・トミックス製 583系用です。座席状態で、シートカバーは2列のタイプです。
(N) 10131 KATO・TOMIX製 581・583系室内表現シート(カバー2列)

※なお、カトー製583系はただ今好評発売中です。
(N) 10-395 583系 7両基本セット
クハネ583-モハネ583-モハネ582(M)-モハネ583-モハネ582-サロ581-クハネ583です。
(N) 10-396 583系 2両増結セット
モハネ583-モハネ582です。
(N) 4084-1 サシ581
(N) 4086-1 サハネ581

なお、エヌ小屋の次回新製品は「北陸」「あかつき」用とのことです。商品詳細の発表次第、ご予約の受付を行います。今しばらくお待ち下さい。

本日は以上です。ごゆっくりとお買い物をお楽しみ下さい。

既存商品案内

京阪電車

ご利用ありがとうございます。
今日は、4月15日。1910年に京阪電車が大阪の天満橋~京都の五条間で開業した記念日です。昨年100周年を迎え、現在、塗装変更が進行中で、5月にはダイヤ変更を控えており、何かと変化が起きている今日この頃です。

というわけで、本日は、Nゲージの京阪電車をピックアップしてみました。

まずは、完成品です。

■特急で活躍する8000系。新塗装です。
(N) A2858 京阪 8000系新塗装 8両セット
マイクロエース製です。新塗装ですが、車端部はクロスシート、TV付きという過渡期の姿です。

■優雅なデザインは人気が高い8000系30番台(旧3000系)
(N) A0669 京阪 8030系 8両セット

■快速急行で活躍する(新)3000系
(N) 4101 京阪 3000系 基本4両編成セット
(N) 4102 京阪 3000系 増結用中間車4両セット
余談ながら、試運転で4両、快速急行で5両、中之島線の開通一番列車などで7両編成で走ったことがあります。お好きな長さでお楽しみ下さい。

■関西初の通勤冷房車・2400系です。更新後の姿です。
(N) 4125 京阪 2400系 2次車 基本4両編成セット
(N) 4126 京阪 2400系 2次車 増結用中間車 3両セット
下枠交差形でクーラーキセが丸みを帯びている2次車です。

続いて塗装済キットです。
まずは、旧塗装時代のものです。
■朝の特急から昼間の急行・準急で活躍した9000系。旧塗装(セミクロスシート時代)です。
(N) 1034T 京阪電鉄 9000系 旧塗装 塗装済キット 4両編成セット トータルセット
(N) 1034M 京阪電鉄 9000系 旧塗装 塗装済キット 中間車4両セット

■1500V昇圧の立役者。6000系です。
(N) 1056T 京阪電鉄 6000系 塗装済キット 4両編成セット トータルセット
(N) 1056M 京阪電鉄 6000系 塗装済キット 中間車4両セット

■関西初の通勤冷房車・2400系です。こちらは未更新車です。
ひし形パンタの1次車です。
(N) 1100T 京阪電鉄 2400系 未更新車 1次車 塗装印刷済組立キット 4両編成トータルセット

下枠交差パンタの2次車です。
(N) 1101T 京阪電鉄 2400系 未更新車 2次車 塗装印刷済組立キット 4両編成トータルセット
(N) 1101M 京阪電鉄 2400系 未更新車 2次車 塗装印刷済組立キット 増結用中間車3両セット

■異色のターコイズグリーン。交野線・宇治線用の10000系です。
(N) 1055T 京阪電鉄 10000系 旧塗装 4両編成トータルセット

最後に新塗装です。
■ロングシートにあらためられた9000系です。同時に新塗装化もされています。車内パーツもロングシートのものが入っています。
(N) 1078T 京阪電鉄 9000系 新塗装 塗装済キット 4両編成セット トータルセット
(N) 1078M 京阪電鉄 9000系 新塗装 塗装済キット 中間車4両セット

一昔前までは製品といえば、大津線の500/600形くらいしかありませんでしたが、案外今は出ているものです・・・。
本日はラインナップのご紹介だけになりましたが、何かのネタにして頂ければと思います。

新製品・再生産品情報

117系中国地域色

ご利用ありがとうございます。
本日は、カトーの117系中国地域色と貨車各種が入荷しております。
なお、マイクロエースの新製品については明日以降に順次掲載いたしますので今しばらくお待ち下さい。

■瀬戸内の豊かな海に反射する陽光をイメージ。117系中国地域色。
京阪神の新快速用として登場した117系も221・223系に追われて都落ちを開始。1992年からは岡山地区の快速「サンライナー」用として4連×6編成が岡山電車区に転入。白をベースに赤・橙色系のラインが入るカラフルな塗装に変更されました。
以来、山陽本線の快速「サンライナー」用として活躍してきました。しかし、岡山・広島地区の車両の塗装は、「湘南色」「瀬戸内色」「アーバン色」「広島更新車色」「可部線・呉線・宇部線・小野田線用105系色」「福塩色」「宇部線・小野田線用クモハ123用色」そして「サンライナー色」と百花繚乱。昨今のJR西日本の経営状態では塗装にも費用がかかることが問題となりました。そこで、2010年から、地区ごとに鋼製車は一色塗りとすることが決定。岡山・広島地区では、「瀬戸内の豊かな海に反射する陽光」をイメージした黄色一色に塗り替えられることとなりました。
このカラーは「真っ黄色」ということで、別名ファンの間では「末期色」などと言われていますが、その評価は置いておくことにしましょう。個人的にはJR西日本のコーポレートカラーが青なので、「瀬戸内色」で、あるいは、115系が最大勢力なので「湘南色」で統一でもよかったのかと思いますが・・・。
何はともあれ、現在、黄色一色に塗り替えが進行中です。
今回のカトー・117系中国地域色は前面方向幕が「快速サンライナー」を印刷済となっています。側面方向幕シールはお好きなものを貼り付けて下さい。
下記のページで販売中です。
(N) 10-860 117系 中国地域色 4両セット

117系は他にもございます。
■南紀の海をイメージした「オーシャンカラー」。
オーシャングリーンにラズベリーの帯が入っています。紀勢本線の和歌山~御坊間、和歌山線の王寺~和歌山間で活躍中です。一見すると白帯のように見えて、実は薄く色が入っている独特のカラーを再現しています。
(N) 10-480 117系 オーシャンカラー 4両セット
※余談ながら、2011年4月現在、4連×5編成とも単色塗りにはなっていない模様です。

その他貨車の再生産品です。
■砂利や木材を運ぶ無蓋車です。
(N) 8017 トキ25000形

■寒泣車・・・いえいえ、緩急車です。
1974年に登場した背高のっぽのヨ8000です。
(N) 8022 ヨ8000形

ローカル線で重宝されました。ワフ29500形です。テールライトが点灯します。
(N) 8030 ワフ29500形

入荷品です。数に限りがございます。売り切れの際にはご容赦下さい。
■街から郊外まで。乗り換えなしで直通運転していた名鉄岐阜市内線~揖斐・谷汲線のモ780形です。
(N) NT111 名鉄 モ780形(モーター車)

■最高時速160km/hで疾走。越後湯沢と金沢(和倉温泉)を結ぶ特急「はくたか」で活躍する 北越急行683系8000番台です。
(N) 10-810 北越急行 683系8000番台 「スノーラビットエクスプレス」9両セット
※実車は6両+3両で別々に運用されています。JR西日本の681系と混結するときもあります。雰囲気ですが、683系「サンダーバード」なり、681系「サンダーバード」なり連結させてみるのも面白いと思います。

それでは、ごゆっくりとお買い物をお楽しみ下さい。

新製品・再生産品情報

ご利用ありがとうございます。

本日は、アオシマの建築ロマン堂・立体駐車場、ジオマトリックスのステッカーのご予約受付についてご案内いたします。

建築ロマン堂・立体駐車場

まずは、アオシマの建築ロマン堂・立体駐車場からです。

■ショッピングセンターのお約束。立体駐車場。

ショッピングセンターには駐車場はお約束です。郊外にあるものはともかく、街中のものならば、駐車台数を稼ぐために立体駐車場になっているものが多く見られます。また、新幹線や幹線の駅前にはパーク&ライドのための駐車場もあります。
というわけで、今回は建築ロマン堂・立体駐車場が発売されます。
彩色済のプラキットで、カラーはアイボリーとブルーがラインナップされています。
そのままでレイアウトに置くのもいいでしょう。また、ユニトラムの路面電車軌道セットに組み込んで街作りをするのもいいかもしれません。もちろん、トミックスの路面電車軌道セットと組み合わせるのも楽しいと思います。
ゲートや発券機、はたまた屋上の作りも再現されています。
都市型のレイアウトにどうぞ。
下記のページでご予約受付中です。
建築ロマン堂 04 1/150 立体駐車場(アイボリー)
建築ロマン堂 05 1/150 立体駐車場(ブルー)

続いて、ジオマトリックス・デザイナーズ・インクのステッカーです。
■常磐線の行先シール二題
現在、土浦・水戸方面への快速/中距離電車として活躍中のE531系用、古くから活躍してきた415系用の2種類がラインナップされています。
完成品に付属しているものに比べて、フォントがリアルで、バラエティが豊富です。完成品のドレスアップにどうぞ。
J8139 E531系用 シール
J8140 415系用シール

■ショートリリーフの381系「こうのとり」も含まれています。福知山の183系・381系用
福知山電車区の特急用183系800番台(広義)は山陰本線・福知山線・舞鶴線・北近畿タンゴ鉄道の特急で活躍しています。特に福知山駅を中心とした「ビッグXネットワーク」により、同一ホーム乗り換えや特急料金の通算という近鉄特急のようなサービスを展開し、実質的な列車本数の増加を実現しました。
現在、183系は287系に置き換えが始まりましたが、車両需給の関係で、381系がショートリリーフしています。国鉄色のスッキリとした6両編成は格好の被写体といえるかもしれません。
J8136 183系 福知山用シール
381系「こうのとり」も含まれています。

本日は以上です。ごゆっくりとお買い物をお楽しみ下さい。

新製品・再生産品情報

ご利用ありがとうございます。
グリーンマックスの新製品・再生産情報がございますので、ご案内いたします。

まずは、再生産品です。
東急5000系

■東急田園都市線の主力。5000系。
東急田園都市線で活躍してきた8500系も製造から25年を過ぎた2000年になると、更新時期にさしかかりました。制御装置をVVVF化して延命を図る案もありましたが、思い切って製造コストを下げた新車を投入して置き換える方針が決定しました。
2002年には5000系が登場。E231系をベースに東急向けにアレンジした車両で、裾絞りのない車体断面や前面が独特のものであることから、オリジナリティあふれる仕上がりになりました。
当初は全車4扉車でしたが、田園都市線内の混雑激化にともない、乗降時間短縮をもくろんで、2005年から6扉車を10両中5,8号車の2両組み込みが始まりました。
※商品は6扉車2両組み込み時代のものが再生産されます。
[現在は、5101~03編成は全車4扉、04~17・20編成が3両組み込み(4,5,8号車)となっています。]

ご予約受付は下記のページです。
4087 東急 5000系 6扉 基本6両編成セット
4088 東急 5000系 6扉 増結用中間車 4両セット

続いて新製品です。
■地方線区で活躍するクモハ125形
JR西日本では、小浜線の電化にあわせて両運転台のクモハ125形を2003年に8両投入しました。
223系のモハ223(中間車)の両端に運転台ブロックを取り付け、トイレも設置したような構造で、2扉車にもかかわらず、将来、扉を増設できるように準備工事がなされているのがユニークです。
小浜線に続いて、2004年には阪神大震災の際に代替ルートとしての重要性が浮上した加古川線の電化にあわせて2次車4両(9~12)が投入されました。
この2次車はガラスがグリーンになり、スカートが強化形になること、前面の助士席側に屋上へ上る手すり(足かけ)が付いていることが大きな変化です。また、座席は1+2列の転換クロスとなっています。
続いて、2006年には小浜線、北陸本線・湖西線(長浜-敦賀、永原-近江塩津)直流化用として3次車が6両(13~18)投入されました。基本的には2次車と同じですが、幌吊りの形状が変化しています。
今回は、2次車・3次車が発売されます。模型的には基本的に同一となっており、ナンバーの違いが大きなところになります。下記のページでご予約受付中です。

小浜線・北陸本線向けの3次車です。
4165 クモハ125形 3次車 動力付き
「クモハ125-13」のナンバーが印刷済です。パンタは1ヶです。
4166 クモハ125形 3次車 動力無し
「クモハ125-18」です。パンタは1ヶです。

加古川線向けの2次車です。2両セットで発売です。
4177 クモハ125形 2次車 2両セット
「クモハ125-12」(モーター付き・2パンタ)+「クモハ125-9」(モーター無し・1パンタ)
です。

最後に・・・。

阪神9000系

■阪神なんば線~近鉄奈良線で活躍中。阪神9000系
1995年1月17日。阪神大震災が発生し、阪神では110両もの車両が被災。修理のできなかった41両(うち33両が急行用)が廃車となりました。このうち、急行用は3両は8000系を補充(編成の前と後で顔が異なる8523がその代表)、30両は6両編成×5本と編成単位で新製となりました。新製にあたり、短期間で大量の車両を必要とすることから、川崎重工で製造。ちょうどステンレス車のラインがあいていたために5201形「ジェットシルバー」以来のステンレス車となりました。
以来、特急・急行運用を中心に活躍してきましたが、2009年になって阪神なんば線が開業。近鉄乗り入れ用の新車1000系がデビューしましたが、それでも不足する分は9000系を転用することとなりました。近鉄用の保安装置を追加したり、大阪側の先頭車・9201形(奇数車)は増結時に乗客が通り抜けられるように幌枠を整備、仕切も中間に入るときには運転室内に乗客が立ち入れないようになりました。そして、ラインカラーは「赤」から「ビバーチェオレンジ」にあらためられ、1000系とイメージを揃えました。
現在、近鉄乗り入れを中心に、山陽電鉄への直通特急にも運用されることがあります。
改造後のもののご予約を受け付け中です。9209編成のナンバーが印刷済となる予定です。

4196 阪神 9000系 改造後 6両編成セット

本日は以上です。ごゆっくりとお買い物をお楽しみ下さい。